高校生活スタート
とにかく明るい高校に入学してもうすぐ1ヶ月になる。
今の所、無遅刻無欠席で通っている。
通学定期を買う時、6ヶ月分のお金を渡そうとしたら、そんなに通える自信がないから、1ヶ月分でいい、と娘は言うので、間を取って3ヶ月分購入した。
最初の1週間は、中学より楽!自分と感覚が似ている人が多い感じがする、と言いながら通っていた。
休み時間に携帯を使って良い学校なので、一人ぼっちになったとしても、携帯触ってれば良いから楽、だそう。
インスタを交換した、
クラスラインに入れた、
5人でお弁当を食べた、
友達と部活体験に行く約束をした、
友達と駅まで行ってドーナツ食べた、
友達と帰り道に無印で買い物した、
友達と携帯で好きな音楽を紹介しあった、
友達のお姉さんの彼氏の写真を見せて貰った、
クラスの席の前後左右の人と話せる、
などなど、最初の1週間は普通の学生生活を経験して、楽しそうに過ごした。
正直、誰とも話せなかった、と落ち込む娘を想像していたので、そんな事も一切なく驚いた。
とにかく明るい高校は、みんな親切で感じが良い!
しかし1ヶ月経った今は、毎日行きたくないと言いながら通っている。
体力的にもキツイと思うし、活動が盛んな部活を選んだため毎日部活。
毎日12時間は家の外にいる。
偏差値も自分より低い子が多いので、あの子達勉強ヤバイかも、と毎日驚いていたり。
のんびりする時間が無くなって、必死に喰らい付いている感じがする。
一年半弱の間、不登校で貯めたエネルギーが少しずつ奪われている様に見える。
改めて中学について
JK娘は「中学ってなんだったんだ?」と中学への違和感を言葉にし始めている。
「出来なくて何度も同じ事をみんなでやらされて、怒られている子が悪いと思っていたけど、そうじゃなくて、中学のやり方が軍隊みたいで息が詰まっておかしかったんだ」
昭和世代の私から見ると、ラジオ体操などピシ〜っと揃っている中学だったので、今時の中学生って真面目なのね、先輩から引き継がれた伝統って素晴らしいわね、と思えていたのに、中身も昭和の教育だったんだなー、と今更認識。怒られないようにプレッシャーを感じながら生活していた事に、高校に入ってから気づいた様子です。
このJK生活が続いても、続かなくても大丈夫。
この先どうなっても、大丈夫。
中学で経験できなかった分、高校ではキラキラの学校生活を楽しめるといいね。
そして私
高校受験に寄り添った一年だったので、卵巣癌の事、自分の命について深く考える隙もなく、貧血ながら流されるように過ぎました。
周りの癌経験者の方は、自分のやりたい事を全部やる、と決めてアグレッシブに方向転換し、旅行や推し活を楽しんでいる方もいて、羨ましい様な気持ちもします。
でも、私は生活を変えられなくて、それでも小さいけれど確かな幸せ(小確幸)を感じながら、前よりもマシな人間になって日々を過ごしています。
日中、家で一人きりになる時間ができて、あーーー久しぶりーーーと感動します。
一年半、娘が家にいたのでとても新鮮な気分。
その反面、お天気の良い暇な平日には、娘がドライブなどのお出かけに付き合ってくれていたので、私一人か、と寂しく思ったりもします。
これで不登校中学生の高校受験シリーズは終わります。
長々と私のモヤモヤを読んで頂いてありがとう。
高校受験する不登校中学生もご家族の方も、納得のいく選択ができますように。
おしまい。