2022年を振り返る。 |  ♪ぶらぼにっしも♪ ~歌食ブログ~

2022年を振り返る。

 

年1のブログ更新です🙇‍♂️

 

2022年大晦日。2023年になる前に、慌てて今年を振り返り

たいと思います。

 

今年は舞台などがコロナ禍前に少し戻ったような、有り難い

1年間を過ごさせて頂きました。

 

時系列順に、舞台や想い出などを写真と共に記しておきます。

 

今年は2月にIL DEVUのコンサートを終えて、東京・春・音

楽祭「ローエングリン」でスタートしました。

 

3月30・4月2日

東京・春・音楽祭『ローエングリン』(ブラバンドの貴族役)

 

出演

指揮:マレク・ヤノフスキ
ローエングリン(テノール):ヴィンセント・ヴォルフシュタイナー
エルザ(ソプラノ):ヨハンニ・フォン・オオストラム※1
テルラムント(バス・バリトン):エギルス・シリンス
オルトルート(メゾ・ソプラノ):アンナ・マリア・キウリ※2
ハインリヒ王(バス):タレク・ナズミ
王の伝令(バリトン):リヴュー・ホレンダー
ブラバントの貴族:大槻孝志髙梨英次郎後藤春馬狩野賢一
小姓:斉藤園子藤井玲南郷家暁子小林紗季子
管弦楽:NHK交響楽団
合唱:東京オペラシンガーズ
合唱指揮:エベルハルト・フリードリヒ西口彰浩
音楽コーチ:トーマス・ラウスマン

 

素晴らしい音楽コーチ、メトのトーマス・ラウスマンを囲んで、

NHK交響楽団稽古場にてブラバントの貴族たちで一枚📸

 

東京文化会館の舞台でオーケストラ舞台稽古の風景📸

 

公演を終えてオーディションで選ばれた邦人キャスト一同で📸

 

4月27日(水)

NHKプロモーション主催無観客コンサート@東京オペラシティ。

 

非公開ですが配信コンサートで、有り難いことに森麻季さんやMayJさ

んと東京フィルの伴奏で重唱させて頂きました🙏

演奏曲目:

『椿姫』乾杯の歌、いのちの歌、翼をください(全員)

 

 

 

そして今年は二期会元マネージャーで現在楽譜のアカデミア出版に

勤務する桐谷さんに声を掛けられ、戦禍のウクライナへ向けて歌で

祈りを捧げようと、“ウクライナへの祈り”というシルヴェストロフ

作曲のア・カペラ合唱曲を演奏し、演奏をYouTubeを通じてウク

ライナの人々に聴いて頂こうというプロジェクトに参加。

 

ウクライナ人バス歌手デニス・ビシュニャさんを中心に、コーラス

メンバーを私の呼び掛けでほぼ集め、素晴らしい有り得ないメンバ

ーが参加してくれて最高の形で祈りを届けることが出来ました。

 

↓「ウクライナへの祈り」YouTube音源↓

https://m.youtube.com/watch?v=nefbSwTEOLA

 

当日の模様や楽譜などのご購入は以下アカデミアミュージックの特設サイトをご覧下さい♪

 

 

5月20日・22日

IL DEVU @ハクジュホール。

 

公演中止を経ての実現でした。私はラフマニノフの歌曲“悲しまないで”

を演奏させて頂きました。

 

6月17・18日

日本フィル東京定期公演※公演中止。

ラフマニノフ:オペラ『アレコ』(演奏会形式)

 

https://japanphil.or.jp/news/24855

 

最初はコロナ禍で公演中止、次は何と戦争で公演中止という、生きてる内にもう二度と経験しないであろう経験をしました。短い作品ながら若いラフマニノフの勢い溢れ、実演の機会を楽しみに練習に励んでいました。2年間、その為に費やした時間など、様々な想いが未だに交錯しています。

 

8月12日

『歌劇派 夏の歌まつり』

@ティアラこうとう 大ホール

 

https://www.facebook.com/kagekiha/

 

良き仲間であり親しくさせて頂いているマエストロ松下京介さんの団体の夏のAFFのイベントでした。

 

第九ソロ、そして“誰もねてはならぬ”を歌いました🤗

 

 

歌劇派コーラス、素晴らしかった👏

夏祭り風に駄菓子の差し入れしたら好評でした😆

マエストロには大槻孝志と青山貴のダブル“たかし”から“貴”のお酒を🍶

 

 

9月23・24日

『2022相棒コンサートー響ー』

@東京国際フォーラムホールA

 

10月1・2日 

@愛知県芸術劇場大ホール

 

10月8・9日 

@フェニーチェ堺大ホール

 

https://www.tv-asahi.co.jp/aibouconcert/

 

コロナ禍で四年ぶりの開催となったTV朝日ドラマ『相棒』の劇伴生オーケストラコンサート、「相棒コンサートー響ー」。

 

今回もコーラス・コーディネートとして半年以上前からやりとりして、

無事に全日程を終えました。

 

今回は東京公演のみ参加。あとの名古屋&大阪公演は今回から同じメンバーで各都市を回れるようになり、信頼出来るメンバーたちにお任せしました🙏

 

若い子たちにもこうした現場を経験して欲しく、限られた人数ですが出来る限り若手に参加して貰いベテランの皆さんに各所サポートして頂きました。

 

 

10月7・10日

~Bunkamuraシアター・オペラ・コンチェルタンテ2022~

G.ヴェルディ作曲オペラ『椿姫』

 

指揮:サッシャ・ゲッツェル

オケ:東京フィルハーモニー交響楽団

合唱:新国立劇場合唱団

会場:オーチャードホール

主催:東急文化村

 

https://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/22_latraviata/

 

過去最短の稽古期間でのオペラ上演だったかもしれません。

演奏会形式ながら、やはり舞台セットが多少なりとも組まれると、オペラ歌手はより良い物を作りたくなるわけで、、演奏会形式の稽古期間でほぼフルの演技付き舞台となり、百戦錬磨の歌手陣が揃ったおかげで素晴らしい公演となりました♪

 

本番の休憩中などにもこうして楽屋周りで稽古してるベテランたち👍

 

今回、新国立劇場合唱団に専属団員として所属する門下生テノール、廣田亮くんが実力はもちろんですが新国のご配慮で師弟共演する機会を得ました。感慨深くも別の意味での緊張もあり、舞台に上がり続けることの厳しさと喜びを同時に感じました。

 

 

10月20、21、23日

@サントリーホール、TOCコンサートホール、オーチャードホール、

 

東京フィル10月定期演奏会

「歌劇 ファルスタッフ」演奏会形式

指揮:チョン・ミョンフン

 

https://www.tpo.or.jp/concert/20221023-01.php

 

今年は演奏会形式のオペラ舞台に乗る機会に多く恵まれました。教訓としては演奏会形式はほぼオペラだよ、ということw

 

「ファルスタッフ」に関しては、マエストロが初ということで凄まじい熱量で学ばれ、その全てを舞台で実現すべく短い稽古期間ながら非常に密度の濃い幸せな日々を過ごさせて頂きました。

 

舞台写真などが比較的多く手に入ったので、載せておきます🎶

 

 

 

 

 

 

 

10月28日

『日本と世界の名曲で巡る旅』

@関内ホール大ホール

【出演者】

ソプラノ:三宅理恵さん

アルト:小林由佳さん

テノール:大槻孝志さん

バス・バリトン:与那城敬さん

ピアノ:佐藤正浩さん

 

https://www.kannaihall.jp/detals/001903.php

 

そして今年は新たに混声のユニットを立ち上げました♪

名前は音meetsフレンズ♪です。

 

日本語だと“音密”、英語だと“On meets”(出会う)という両方の意味を

兼ねています。

 

今回、横浜いのちの電話の主催で、横浜関内ホールでの公演が実現しま

した。気心知れた素晴らしいメンバーたちとのアンサンブル、とても幸せでした🎶

 

 

 

11月24日

「故入野義朗生誕100+1周年記念コンサート」

@東京文化会館小ホール 

 

室内オペラ「曽根崎心中」

(原作:近松門左衛門、コンサート版) -1979-  (70分) 

 指揮:佐藤紀雄   

語り:竹澤嘉明 

お初:工藤あかね       

徳兵衛:大槻孝志

九平次:小鉄和     

尺八:村澤丈二      

太棹: 田中悠美子  

フルート:木丿脇道元 

ヴァイオリン:甲斐史子

打楽器:宮本典子  

ピアノ:田中翔一朗

 演出:野澤美香

 

https://www.t-bunka.jp/stage/16499/

 

そして今年、有り難い事に日本語オペラを歌う機会にも恵まれました。

尊敬する現代物スペシャリストで評論家でもある松平あかねさんのお声掛けにより、作曲家入野義朗さんの生誕100+1年記念オペラ“曽根崎心中”の徳兵衛役を歌わせて頂くことに。

 

十二音技法の現代曲、ソルフェージュが決して得意では無いので、随分前から時間を掛けて譜読みをして何とか歌えるように💦

 

共演の皆様、素晴らしかったです😭

 

 

12月5日

三井住友不動産主催

『クリスマス・ステップコンサート』

 @大阪シンフォニーホール

 

指揮:円光寺雅彦

オケ:大阪フィルハーモニー交響楽団

共演:千住真理子(ヴァイオリン)、種谷典子(ソプラノ)

 

↓クリスマス・ステップコンサートの模様↓

https://www.sumitomo-rd.co.jp/uploads/20221216_release_112.113th-christmas-step-concert.pdf

 

昨年の東京公演に引き続き、今年は大阪公演に出演させて頂きました。

オケでは初歌いのレハール作曲「微笑みの国から」“君こそわが心の全て”

が歌えたことは大興奮でした。しかもこの為だけに私が歌うソロの“ホワイトクリスマス”を新たにオケアレンジして下さったり、共演の方々も素晴らしく、終演後も幸せなひとときを過ごしました🤗

 

会場の大阪ハーモニーホールには、元二期会マネージャー光田さんが働いており、ある時期IL DEVUのマネージャーでもあったので会えて本当に嬉しかったです🎶

 

 

12月24日

『クリスマス・プレゼントコンサート』

@水戸芸術館

https://www.arttowermito.or.jp/hall/lineup/article_4379.html

 

オペラシンガーズ時代から数えたら、もう20年来の友人であり先輩のメゾ、小林由佳さんとご自身の地元である水戸にて、ご一緒させて頂きました。クリスマスらしい選曲がとても会場の雰囲気にも合い、お客様も大変

喜んでくれたご様子でした。ピアニストの木下さんも新国に良くお世話になっていた時代からの知り合いで気心知れた音楽仲間。寄り添い牽引し素晴らしいピアノでした👏

 

 

二日間の滞在中、連続で名物あんこう鍋を、、、実は初めて食べたのですが、美味し過ぎました😍

 

担当ステージを終えた直後に企画・お話の作曲家池辺先生と。

ダジャレ王の名に相応しい、凄まじきダジャレの口撃が打ち上げまで止まることはありませんでしたw大好きです❣️

 

同じコンサートにご出演の素晴らしい器楽プレイヤーの皆様と🎶

 

そういえば、ハクジュホール支配人の原さんにお声がけ頂き、クラシックの他ジャンルで大活躍の皆様やフリーアナウンサーさんとの食事会も今年はありました🎶

 

私が長年続けているライフワーク、アニメやドラマなどの劇伴レコーディングのコーディネートも今年は少し戻って来ました♪

 

まだ言えませんが、スゴい作品(海外)の劇伴を入れました。

メンバーはいつもの信頼できる皆さん♪今回はタイミングが奇跡的に合い、同級生テノール3名で一緒にレコーディングしました🤗

 

そして今年は教え子たちも様々に活躍。

 

プライベートで指導しているソプラノ富永さんには、今回たまたま相棒コンサートで東京と大阪公演しか乗れないという劇場版でソロを歌っている鐵さんの代役として、名古屋公演のみ、ソロをお願いしました。

 

東京公演のリハ動画を撮影し送ったり、歌唱箇所をマイク🎤使用してレッスンしたり。本人もしっかり準備し、素晴らしいパフォーマンスだった

ようです。

 

 

東邦大学院修了のテノール、味方鏡介くんは修了後に研鑽を積み、明治座での素晴らしい初舞台を踏みました。

 

そしてミュージカルの方面でも、愛芸の教え子テノール二人、木村一輝くんと岩田健豊くんがオーディションで選ばれ、同役ダブルキャストで出演します。現在絶賛稽古中。

 

Netflix限定アニメの“ヴァンパイア・イン・ザ・ガーデン”でも東邦出身で現在二期会オペラ研修所に通う木下実紅さんが超難曲を見事に歌い話題になりました。

 

そしてプライベートレッスン生で筆頭で活躍しているメゾ佐藤祥さん。

すでに日本オペラに所属するプロオペラ歌手ですが、メキメキと頭角を現わし、小澤征爾音楽塾でも大役を務めるなど、オペラやコンサートに引っ張り凧。そして今年、めでたくご結婚で幸せ真っ最中♪

 

東京に出て孤軍奮闘し、藤原歌劇団の一員として頑張っているテノール磯崎康陽くん。持ち前のガッツと礼儀正しい人間性も手伝い、様々な現場で研鑽を積んでいます。

 

その他も劇団四季で歌うテノール石川敦貴くん始め、本当に門下生たちがみんな舞台で輝き出しており、本当に喜ばしいことです。

 

通う大学が変わってもレッスンに来てくれる門下生や、藝大学部入学時、そして大学院浪人して再び門を叩き通いに来た生徒が見事合格し、その姿を見届けた際には人生に少なからず良いアシストが出来たのかなと、教える仕事の向き合い方が間違って無かったのかなと、感じさせて貰えた。

 

今年で関わって5年目程になる日本演奏家コンクール。今年は現役で活躍する歌手を出身や勤務先大学、所属団体などが偏らないように声を掛け、

素晴らしい皆様にご協力頂きました。

 

入賞したり頑張っていてこのコンクールを大切にしてくれる歌手には、これから様々な演奏機会が得られるかも。

 

すでにこのコロナ禍にも関わらず、オーケストラ(東フィル)との共演機会が度々設けられ、たくさんの歌手が素晴らしいマエストロの棒でTOCなどの大舞台で演奏をしました。

 

そして今年もほぼライフワークのコンサート鑑賞もたくさん。

舞台に立ち続ける以上、生演奏を聴き続けて耳に財産を築き続けることの大切さを日々感じています。今年もたくさん、感動を頂きました。

 

そんな中、なんていってもドミンゴ。学生時代からの憧れのテノール。

声種変更しても声もフォームもそのまま。有り得ない美声と品格ある音色に涙腺大崩壊でした😭

 

ちなみに2022年の聴き納めは、IL DEVUメンバー出演のこちら。

皆が同じ方向向き一つになって音楽していて、素晴らしき時間でした♪

 

2022年の振り返りというか、ほぼ写真で一言になってしまいましたが😆

以上です🎶

 

以下、2023年の現在発表出来る確定している予定です。

 

【2023年出演予定】

 

2月某日。(数日間)※後日FBに詳細投稿。

「某コンクール審査員」

 

3月23日

「第44回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール全国大会」

(声楽部門 中学生・ 大学生の部)」

@曳舟文化センター・ホール

 

https://www.tiaa-jp.com/jcmcj/

 

4月6・9日

東京・春・音楽祭『ニュルンベルクのマイスタージンガー』

バルタザール ・ ツォルン役

 

https://www.tokyo-harusai.com/program_info/2023_die-meistersinger01/

 

4月28日

『邦楽と声楽のコンサート』

マーティン・リーガン作曲の新作歌曲を演奏予定。

@大和田さくらホール

主催:日本歌曲協会

 

5月7日

『ヴェリタスクワイヤー東京&混声合唱団ヴォイス演奏会』

モーツァルト:証聖者のためのヴェスペレ K.339

ベートーヴェン:ミサ曲ハ長調op.86

@ティアラこうとう大ホール

指揮:福島章恭

東京フォルトゥーナ室内管弦楽団

合唱:ヴェリタスクワイヤー東京&混声合唱団ヴォイス

ソプラノ:馬原裕子 アルト:山下牧子 

テノール:大槻孝志 バリトン:原田圭

 

6月20日

埼玉県某私立高校芸術鑑賞会。

 

7月13・16日

東京二期会オペラ劇場ヴェルディ作曲『椿姫』

原語(イタリア語)上演

指揮:アレクサンダー・ソディー 演出:原田諒

管弦楽:読売日本交響楽団

公演会場:東京文化会館 大ホール

 

http://www.nikikai.net/lineup/traviata2023/index.html

 

7月22日

地方公演予定。

 

「第25回日本演奏家コンクール」

(審査員として参加予定)

 

https://jpas.site

 

〈第一次予選〉※詳細日程未定。

7月24〜28日(東京)

8月1、2日(大阪)

8月3、4日(愛知)

 

〈第二次予選〉※詳細日程未定。

8月23〜25/28〜30日(東京)

8月24、25、27日(愛知)

8月28〜30日(大阪)

 

〈本選〉※詳細日程未定。

9月24/26〜30日

10月4〜6/9日

 

11月10・12日

日生劇場『マクベス』マクダフ役

 

https://www.nissaytheatre.or.jp/schedule/macbeth2023/

 

47歳になり、30代の頃より仕事のペースも当たり前に落ち着き、

自分に合う物ややりたい物、自分がやるべきと感じる物など、色々と見えて来ました。

 

ちなみに声や歌に関しては、確実に30代より今の方が安定し充実しています。

 

不器用なのでマルチにあれこれ出来ない為、声や音楽を磨くことのみをこだわり続けている歌手人生ですが、まだまだ日々進化し続けていると感じられる世界に身を置けるのは本当に幸せだなと思います。

 

もっともっといい声良い歌を歌える歌手になりますので、これからも応援をどうぞ宜しくお願い致します🙏

 

2022年大晦日。

 

大槻孝志