マスカラの色を変えることは
あなたと仕合せになることも
あなたを知らなかったあたしになることも
あなたを想えばこそ両隣にあるのかなって
絶えず優しさを滲ませておどけてみせるから
気づかないふうなあなたに あたしはどっちつかず
少しばかり熱がさめたの気づいてる
混ざりけのない珈琲が 甘み出したの気づいてる
午後のカフェの窓から
こぼれる陽射しほどの気だるさで
確かにあったはずの恋と 行方知れない愛と
携帯に残されたその中のあたしは
あまりに無邪気だった
あまりに無邪気だった
photo: cafe bagel http://cafe-bagelchoco.com/
film: solaris 400