錦秋の定番スポットを巡る | 京都の春夏秋冬とプラスα

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京都を訪れる年間の観光客は5000万人と言われている。中でも紅葉に彩られた秋は訪れる人々をひきつけてやまず、通常期のおよそ約4倍の人々が京都を訪れるとの関係者の見方もある。

そんな京都の紅葉今年はどうも変だとの声も聞かれた。京都の11月の平均気温が135年間で最も暖かったため、紅葉が速すぎたり遅すぎたりの状況を引き起こしたようだ。

そんな中で、今年は定番のスポット真如堂・東福寺・高台寺・京都御苑にフォーカスしその紅葉状況をチェックした。


□ 真如堂 訪問日:11月19日
有数の古刹であると共に、近年は紅葉スポットとして多くの人気を集めている。散りモミジと未だ青もみじが混在した状態。青もみじの状況からいつもなら燃えるような都の紅葉に魅せられるが、今年は乾燥続きの気温に弱いモミジは葉っぱが縮み落ちていた。

□ 東福寺 訪問日:11月25日
京都を代表する紅葉の名所。毎年、紅葉の時期には観光バスで訪れる団体ツアーの人波が途絶えない。混雑具合を想定し、これまで秋の訪問は避けてきた。

今年はウィークデーに訪れるも「通天橋」は人が溢れ、「臥雲橋(がうんきょう)」からの渓谷・洗玉澗(せんぎょくかん)の眺望にとどめた。渓谷に植えられている三ツ葉楓は、東福寺の創建時に聖一国師が宋から伝来の唐楓と言われている。

□ 高台寺 訪問日:11月26日
彩色された木々と臥龍(がりゅう)の水辺の織りなす庭の風景はいくら眺めていても尽きない。

ライトアップによる水鏡に映る紅葉のグラデュエーションが演出する幽玄の美は、2年前に実感しており今年はその昼間のバージョンのチェック。

▽ライトアップによる水鏡に映る幽玄の美

□ 京都御苑 訪問日:12月2日
国民公園の京都御苑内には約5万本の樹木が生育し、松林などの巨木の他に梅・桃・桜・百日紅・楓など多彩な樹木が四季折々の彩りをそえる。

その苑内での紅葉のスポットは、京都迎賓館の北に位置する「母と子の森」。ここでも鮮やかな赤のもみじは見られなかった。


【 プラスα:(カエデ)の紅葉と銀杏の黄葉のしくみ 】
くすんだ色合いが多い今年の紅葉はなぜか? との思いで御苑内を歩いていたら『色合は葉に含まれた色素の違いに異なり、一日の寒暖の差が大きいと鮮やかな色が出る』を記したの説明板に遭遇。これらを読んでガッテンニコニコ

*京都御苑内の説明銘板より引用


▽ 紅葉に関連する過去ブログ〔降順〕
 ・将軍塚青龍殿のライトアップと大舞台からの夜景
  http://ameblo.jp/taka-hannari/day-20141203.html
・錦秋のターゲット!紅葉谷庭園
  http://ameblo.jp/taka-hannari/day-20141127.html
・高台寺のライトアップで新たな錦秋美を発見!
http://ameblo.jp/taka-hannari/day-20131205.html
・秋の嵐山を渡月橋から亀山の展望台へ
  http://ameblo.jp/taka-hannari/day-20131129.html
・家康が開いた学問所・圓光寺が今や紅葉の名所に
 http://ameblo.jp/taka-hannari/day-20111129.html
 ・もう一度訪れたい錦秋の修学院離宮
  http://ameblo.jp/taka-hannari/day-20111115.html
 ・初秋の三尾〔高雄・槇尾・栂尾〕を歩く
  http://ameblo.jp/taka-hannari/day-20111110.html