正装戦士スーツレンジャー | 日刊タカナリ

日刊タカナリ

おすすめの映画やマンガ、製作したプラモ、イラストを紹介していきます。
※あくまで個人的な感想なので、参考程度にご覧ください。

全ての働く者のために。



「正装戦士スーツレンジャー」


『悪の怪人の力により、日々働く人々の携帯電話の電話帳が全て消されてしまった。
苦しむ社会人のため、スーツ姿に正装した5人の戦士が怪人に立ち向かう。』


2018年公開。

監督:上田慎一郎。

脚本:上田慎一郎、松本淳弥。

出演:石井貴就、金刺わたる、静恵一、サイボーグかおり、濱田よりか。


上田慎一郎監督によるショートフィルム作品。

10分ほどの作品で、設定はかなりコントですが、全体的に昔の戦隊の雰囲気があります。
エンディングの感じ、嫌いじゃないです。



電話帳消すとか普通に困るんですが、普通の戦隊じゃ出来ませんね。地味すぎる。
この作品だから成立する悪事です。


スーツレンジャーの職業を活かした戦い方も面白い。
弁護士は法律で戦い、事務員は会社と家でのギャップの変化で戦っていました。
芸人はかなりベタでしたけどね。

その面白さと同時にくるのが、働く事の辛さと喜び。
社会人には痛いほどよく分かると思います。
彼らみたいに、そういうのを上手く力に変換出来れば、日々の辛さもなんとかなる気がします。



設定やアクション、決めポーズなんかもちゃんと作り込まれていたのには驚き。

思ったよりも濃い作品でした。