“公安9課は本日をもって解散する”
「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 12」
脚本:藤咲淳一、櫻井圭紀。
絵コンテ:松本淳、橘正紀。
演出:松本淳、下司泰弘。
作画監督:中村悟、浅野恭司。
第23話「善悪の彼岸」
『9課は一連の事件の黒幕を、連合与党の薬島幹事長だと推測。薬島逮捕のため、9課はセラノ・ゲノミクス社のアーネスト・瀬良野社長の拘引に動き出した。
しかし時すでに遅し。
瀬良野社長は再び笑い男に誘拐された。』
オリジナルの笑い男がついに行動を起こし、6年前と同じくセラノ・ゲノミクス社アーネスト・瀬良野社長を誘拐します。
前と同じではなく、時間が経った分2人とも冷静になっていて、当時の事、これからの事を話し合います。
ここで6年前の笑い男事件の真相が明らかとなり、黒幕の存在も明らかとなります。そりゃあ嘘つかれて裏切られたら誰だって怒りますよね。TVカメラの前での脅しを強行したのも納得。
前回笑い男と記憶を共有した素子も行動を始めます。しかしこれは予想外。
記憶を共有したからこそ出来る方法でしたね。
第24話「孤城落日」
『薬島告発の準備を進めていた矢先、9課の存在が世間に明かされ、笑い男事件への関与も疑われてしまった。そんな中荒巻は、総理に薬島疑惑に関する文書を提出。
だが薬島を切るためには、9課を犠牲にするしかなかった。』
前回の素子の行動により9課は力を失い、薬島を追い詰める事が出来なくなってしまいます。
これにより特殊部隊が9課本部を制圧。
9課は解散を余儀なくされます。
この展開は衝撃でした。あの9課がここまで追い詰められるなんて。
素子の行動がきっかけではありますが、この行動によって薬島の悪事が決定付けられたのもまた事実です。
特殊部隊に制圧され、9課も解散させられますが、9課の火はまだ消えていません。しかし不安は消えません。あのメンバーが捕まるのは辛い。
この先各自どう動くのか。
薬島はこのまま勝ち逃げか。
9課のピンチに、かつての仲間達が立ち上がります。
次回。
並列化の果てに“個”を取り戻すための一つの希望。