孤城落日 | 日刊タカナリ

日刊タカナリ

おすすめの映画やマンガ、製作したプラモ、イラストを紹介していきます。
※あくまで個人的な感想なので、参考程度にご覧ください。

“公安9課は本日をもって解散する”



「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX  12」



2003年放送。第23話、第24話収録。


脚本:藤咲淳一、櫻井圭紀。


絵コンテ:松本淳、橘正紀。


演出:松本淳、下司泰弘。


作画監督:中村悟、浅野恭司。




第23話「善悪の彼岸」


『9課は一連の事件の黒幕を、連合与党の薬島幹事長だと推測。薬島逮捕のため、9課はセラノ・ゲノミクス社のアーネスト・瀬良野社長の拘引に動き出した。


しかし時すでに遅し。

瀬良野社長は再び笑い男に誘拐された。』



オリジナルの笑い男がついに行動を起こし、6年前と同じくセラノ・ゲノミクス社アーネスト・瀬良野社長を誘拐します。

前と同じではなく、時間が経った分2人とも冷静になっていて、当時の事、これからの事を話し合います。


ここで6年前の笑い男事件の真相が明らかとなり、黒幕の存在も明らかとなります。そりゃあ嘘つかれて裏切られたら誰だって怒りますよね。TVカメラの前での脅しを強行したのも納得。


前回笑い男と記憶を共有した素子も行動を始めます。しかしこれは予想外。

記憶を共有したからこそ出来る方法でしたね。




第24話「孤城落日」


『薬島告発の準備を進めていた矢先、9課の存在が世間に明かされ、笑い男事件への関与も疑われてしまった。そんな中荒巻は、総理に薬島疑惑に関する文書を提出。

だが薬島を切るためには、9課を犠牲にするしかなかった。』



前回の素子の行動により9課は力を失い、薬島を追い詰める事が出来なくなってしまいます。

これにより特殊部隊が9課本部を制圧。

9課は解散を余儀なくされます。


この展開は衝撃でした。あの9課がここまで追い詰められるなんて。

素子の行動がきっかけではありますが、この行動によって薬島の悪事が決定付けられたのもまた事実です。

特殊部隊に制圧され、9課も解散させられますが、9課の火はまだ消えていません。しかし不安は消えません。あのメンバーが捕まるのは辛い。


この先各自どう動くのか。

薬島はこのまま勝ち逃げか。


9課のピンチに、かつての仲間達が立ち上がります。




次回。


並列化の果てに“個”を取り戻すための一つの希望。