置き去りの軌跡 | 日刊タカナリ

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おすすめの映画やマンガ、製作したプラモ、イラストを紹介していきます。
※あくまで個人的な感想なので、参考程度にご覧ください。

“もし神様の野郎が僕を見捨てていなかったら、きっと手を貸してくれるだろうって。”



「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX  11」



2003年放送。第21話、第22話収録。

脚本:佐藤大、藤咲淳一。

絵コンテ:河野利幸、橘正紀。

演出:竹下健一、橘正紀。

作画監督:新野量太、村田俊治。



第21話「置き去りの軌跡」

『軍病院に運び込まれたトグサ。9課は何とかトグサの電脳から記憶を抜き出し、トグサが得た情報を確認。
9課は事件の関係者である元中央薬事審議会理事長・今来栖の確保へと向かった。』


なんとか命を取り留めたトグサ。
9課はトグサの電脳から記憶を抜き出し、得た情報を確認しようとするが、その記憶にはトグサの感情の起伏まで混入していたため、見るだけで精神が削られます。
特にバトーはかなりヤラれてしまい、冷静さを失っていました。

トグサの得た情報から、今来栖確保のために急ぐ9課。そこに現れる麻薬取締局の強制介入班。介入班のアームスーツに苦戦する素子。
そこでの素子の叫びと、片手でサイトーのライフルを撃ちまくる姿がすごく良い。スカッとしました。

今来栖と村井ワクチンの関係、笑い男の目的、厚生労働省の企み。
今回で色々見えてきました。



第22話「疑獄」

『“ひまわりの会話”一斉捜査時における事件や麻取の強制介入班の残党探しが忙しい中、荒巻は行方不明になっていた兄が生きている事を知らされる。そして荒巻は、兄が収容されている病院へと向かった。

一方素子は、ボロボロにされた義体を換装しに行くが、介入班の残党は静かに素子に近付いた。』


行方不明だった荒巻の兄の生存が噂されますが、個人的に印象に残っているのは素子の義体換装。

素子の義体は前回のアームスーツとの戦いでボロボロになりましたからね。換装は必須なんですが、まさかここにも介入班が関わってくるとは思いませんでしたね。そしてそれを助けた人物も意外。
彼のこの行動により、素子は“笑い男事件”の真相を知ることになります。と言っても、素子が得たのは笑い男視点の真相なので、他の組織の思惑までは分かりません。

真相を知り、素子はどう動くのか。
事件の黒幕は一体だれなのか。



次回。

6年前の真実。笑い男、再び誘拐犯へ。