嵩山少林寺 | 日刊タカナリ

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※あくまで個人的な感想なので、参考程度にご覧ください。

門外不出の秘拳、初公開。



「嵩山少林寺」



2003年公開。

監督・撮影・録音・編集:高橋玄。

協力:中国嵩山少林寺。


少林武術の故郷・中国湖南省登封市に林立する少林武術学校生徒らによる数々の演舞や、少林寺の武僧による門外不出の秘拳を記録した、1時間弱のドキュメンタリー作品。

実際の嵩山少林寺は、2010年にユネスコ世界遺産に登録されています。



演舞自体はすごいです。ダンスとは違って少し粗さはありますが、力強さや気迫は感じられました。

あとは、体内で練られた“氣”を使った演舞、鍛錬も見ることが出来ます。
これはたまにテレビとかでも見たりしますが、改めて見ると驚きです。
痛みは感じないのか。身体は本当に何ともないのか。
本当に氣だけで出来るんですかね。槍や剣が柔らかかったりしないんですかね。
そういう疑いの目線で見てしまいました。



さらに疑問に感じたのが、この型や技は実戦で役に立つのか。

近接戦闘ではほぼ無敵だと思います。ナイフなどの近接武器にも対応出来るでしょう。

だけど当然、戦闘は近接だけではありません。
銃や毒、ガスなど、戦い方は多種多様となっています。それを考えたら、少林寺拳法と言えど、無敵ではないように思えました。

そして、鍛錬と実戦は全くの別物のだと思います。型通りは戦えないでしょう。
じゃあ拳法を習ったらどのように戦えばいいのか。
ジャッキー・チェンの作品は、その回答のように思えました。



演舞は凄かったですが、それだけじゃなく、「なんで少林寺に入ったのか。なんで拳法を身に付けたいのか。」というのもインタビューしてほしかったですね。
特に子供に。

拳法とか少林寺とかに興味ない人にはオススメは出来ません。絶対寝ます。