武器人間 | 日刊タカナリ

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おすすめの映画やマンガ、製作したプラモ、イラストを紹介していきます。
※あくまで個人的な感想なので、参考程度にご覧ください。

死して尚、兵士は兵器となる。



「武器人間」



『第二次世界大戦末期。
スターリンの命を受け、ナチス占領地にやってきたソ連軍兵士。そこで彼らは、悪魔の実験兵器を目撃する。』


2013年公開。

監督:リチャード・ラーフォースト。

脚本:クリス・W・ミッチェル、ミゲル・テハダ=フローレス。

出演:カレル・ローデン、ジョシュア・ザッセ、ロバート・グウィリム、アレクサンダー・マーキュリー、ルーク・ニューベリー、ホン・ピン・タン、アンドレイ・ザヤッツ、マーク・スティーヴンソン。クリスティーナ・カタリーナ。


大山のぶ代さんによる「ドラえもん」風のナレーションの予告が割と有名な作品。

その事から吹替キャストは、肝付兼太さん、たてかべ和也さん、木村昴さん、関智一さんなど、新旧「ドラえもん」声優が務めています。



内容は、ソ連軍兵士が人間と武器を融合させた武器人間に襲われるというシンプルなもので、全編ドキュメンタリー風に撮影されています。

「襲われてるのなカメラ手放さないとかプロ根性すごいな」とか思いながらも、武器人間が突然出てきた時や、得体の知れない武器で襲われる瞬間なんかは怖かったです。

いきなり目の前に現れて、逃げ道が無くなってくるのとか怖すぎる。



武器人間のビジュアルが個人的には結構好きです。

手足に槍が付いて、口がドリルの個体。
戦闘機の先端部分をそのままくっつけた個体。
両腕が鎌の個体。
全身鎧で、鋭利な歯が付いた開閉式の頭部を持つ個体。

もっと血まみれで、内臓丸出しで痛々しい姿を想像してましたが、完全に武器と融合していて、普通にクリーチャーとして見れました。「バイオハザード」や「サイレントヒル」なんかに出てきそうな奴らです。
中にはただの道具箱みたいな武器人間もいます。

元人間と思うと気持ち悪いですが、デザインには惹かれるものがありました。



生きてる人間を改造したり、内臓が飛び出たりする所はありますが、「ソウ」とか見れる方は全然大丈夫だと思います。

思ったより楽しめました。
あいつが英雄になれたのは、あのカメラのおかげ。