禦ぐ者と侵す者 | 日刊タカナリ

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おすすめの映画やマンガ、製作したプラモ、イラストを紹介していきます。
※あくまで個人的な感想なので、参考程度にご覧ください。

“元気とユーモアのない社会に、明るい未来はやって来ない。”



「僕のヒーローアカデミア 37」



『大切な仲間である爆豪が倒れ、ヒーロー全員が悲しみ、絶望し、激怒した。
“敵に準備をさせてはいけない”
事を急いたデクの考えは正しかった。

それでもヒーローは、倒れた仲間のため、希望を未来に繋ぐため、命を懸けて立ち上がる。』



「僕のヒーローアカデミア」第37巻。

第363話~第374話収録。


爆豪が倒れた事により、ヒーローのメンタルは総崩れ。いきなり窮地に立たされたヒーロー達だったが、ついに彼が死柄木の前に到着します。



爆豪倒れる。
これには絶望しました。そんな事はないと勝手に思い込んでいたのもあるかもしれません。
爆豪は強いですがまだプロではありません。学ぶべきものはまだたくさんあります。その状態で戦場に行けば、経験不足が動きを鈍らせ、100%力を発揮出来ません。
プロでも倒れるという状況で、爆豪だけが倒されない保証なんてあるわけがありません。
だけど、爆豪ならなんとか、とか思っちゃいますよね。

そんな、爆豪を助けるべく立ち上がったエッジショット。
腕と足を失いながらも闘志を捨てないミルコ。
全滅を避けるために奮闘するルミリオン。
全員注目です。

教わったユーモアが役に立ちましたね。



場所は変わりセントラル病院前。
ここではスピナーが異形個性の一般人を率いて、黒霧奪還に向かっています。

個性の中には、人間じゃない見た目になるものも存在します。
雄英では障子や口田、プロだとギャングオルカやセメントス、敵だとスピナーとかですね。
彼らは場所によっては「見た目が人間じゃない」という理由で酷い迫害や暴力を受けています。昔ながらの風習が残る田舎とかで多いようです。都会でもいじめの対象になったりします。

ここでは、障子の叫びと戦いに心震えました。
実際に幼少期に“異形”という理由で暴力を受けた経験のある障子。それでもヒーローとして、見た目関係なく人々を救う決意をしています。
そんな障子の言葉が人々に届いた時は、希望の光が射し込んだように思えました。



そして戦場は、一つに集約されます。



次回。

皆がヒーローになるまで。