“それ”は全てを予測し、全てを制御する。
「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE 」
2023年公開。
監督:クリストファー・マッカリー。
脚本:クリストファー・マッカリー、エリック・ジェンドレセン。
製作:クリストファー・マッカリー、トム・クルーズ。
出演:トム・クルーズ、ヘイリー・アトウェル、ヴィング・レイムス、サイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソン、ヴァネッサ・カービー、イーサイ・モラレス、ポム・クレメンティエフ、マリエラ・ガリガ、ヘンリー・ツェニー、シェー・ウィガム、グレッグ・ターザン・デイヴィス、ケイリー・エルウィズ。
シリーズ第7弾。
この作品はこれまで同様に単体である程度完結するようには作られていますが、完全には終わりません。
そして今回に関しては、「ローグネイション」や「フォールアウト」など、過去作を見ておいた方がいいと思います。
真の完結編は、来年公開予定の「デッドレコニング PART TWO 」になります。
ストーリーに関しては詳しくはネタバレになるので言えませんが、全体的にシリアスめです。
敵にしても、イーサンの過去に関わっている人物と、シリーズ史上最もイーサンを苦しめるような存在が登場します。
その存在は、計算による未来予知が出来、誰にでもなれ、他人の行動をも制御します。
いくらイーサンが超人でも為す術無し。
近い将来、現実でもこういうのが出てきそうで、そう考えてかなり絶望を感じました。
こんな絶望的な敵にどう立ち向かうのか。
作戦は面白く、アクションも素晴らしく、ハラハラしながら見てましたが、相手がどこまで読んでいるのか分からないのが怖かったです。
新キャラ達もかなり魅力的で、個人的に特に良かったのが、パリス役のポム・クレメンティエフ。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」でマンティスをやっていた方です。
「役でこんなに印象変わるのか」と、結構衝撃的でした。声優の悠木碧さんに思った事と同じ事思いました。
非常に魅力的で、アクションも素晴らしいキャラクターでした。
次も出て欲しい。
キャラクターで言ったら、前作で物語をかき乱したホワイト・ウィドウも登場。
今回も現場をかき乱していました。
さらに、今回イーサンと行動を共にするヒロイン的存在であるグレース役は、ヘンリー・アトウェルが担当。
ポム・クレメンティエフ同様、MCU「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」でエージェント・カーターを演じていました。こちらにも要注目。
MCU好きはそこでも盛り上がれるのではないでしょうか。ジェレミー・レナーも出てれば、さらに面白い事になってただろうな。
話はまだ終わってはいないので、まだまだ判明していない謎はあります。
それがどう解明され、どのように事態を収拾するのか。
「デッドレコニング PART TWO」
今から楽しみ。
お願いだから、予定通り1年後に公開してくれ。