グランドイリュージョン | 日刊タカナリ

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※あくまで個人的な感想なので、参考程度にご覧ください。

4人のマジシャンは、ベカスのステージから銀行の金を奪い取る。


「グランドイリュージョン」


『あるタロットカードの導きにより、4人のマジシャンがあるアパートに集められた。そこに映し出されたホログラムの図面。その美しさに、4人は見入ってしまった。

その1年後。
4人は“フォー・ホースメン”というグループを組み、ベカスのステージから遠いパリの銀行を襲った。』




2013年公開。

監督:ルイ・ルテリエ。

脚本:エド・ソロモン、ボァズ・イェーキン、エドワード・リコート。

出演:ジェシー・アイゼンバーグ、マーク・ラファロ、ウディ・ハレルソン、アイラ・フィッシャー、デイヴ・フランコ、メラニー・ロラン、モーガン・フリーマン、マイケル・ケイン。



この話は、4人のマジシャンによるチーム“フォー・ホースメン”によるマジックを使った犯罪が描かれています。
メンバーには、メンタリスト、カード、脱出など、様々ジャンルの達人が集まっています。もちろんマジックの基本的なものは身に付いています。

そんな彼らが今回やる犯罪は、「ベカスのステージから、パリの銀行の金を奪い取る」というものです。ベカスからパリへの瞬間移動ですね。ランダムに選び出した観客が指定する銀行へ、中継を交えて移動。金庫の中の大金はエアダクトから吸い込み、その大金はベカスの観客の頭上に出現させます。
これによりFBIは4人を逮捕。しかし証拠不十分で釈放。捜査官のディランは納得いかず、独自に調査を始めます。


今回の見所は、“ホースメンのマジックと真の目的”“ホースメンとFBIの攻防”“ホースメンの裏にある組織”ですね。

そして注意すべきなのは、この作品から見るべきという事です。この後に続編があるんですが、続編から見てしまうと、今回明らかになる衝撃事実に素直に驚けなくなります。続編自体は別の話になるんですが、衝撃を受けたい方は今回の作品から見ることをオススメします。



まず見ていて面白かったのがマジックですね。
開始数秒でのカードマジックからもうすごい。頭に思い浮かべた数字とマークを当てるというものですが、私普通に当てられました。なんとなく思った数字がドンピシャでした。これ他の人も共通なんですかね。

瞬間移動もすごかったですし、中盤の残高変更もなかなか良かったです。
そして終盤の金庫強奪の華麗さ。まさにショーです。見ていて気持ちが良かったですね。

マジックのネタに関しても、軽く見せたり、一瞬だけやったマジックが応用されていたので、その辺りも良かったですね。伏線回収とは少し異なると思いますが、点と点が繋がった感じがして気持ち良かったです。



FBIのディランとホースメンのジャックとの戦い、そしてそこからのカーチェイス。マジックだけでなく、アクション面も思った以上に良かったですね。もちろんマジックを使ってのアクションですが、非常に激しく、迫力もありました。


ドラマ面にしても、ホースメンの目的や裏にいる黒幕などが最後の最後まで分からないようになっていたので、その面でも楽しむことが出来ました。
5人目のホースメン、色々大変だっただろうなぁ。



マジックを使った犯罪と聞くと、私は「ルパン三世」を思い浮かべてしまうんですが、それとは全く違う面白さがありましたね。
この4人の活躍がもっと見たくなりました。

3とかやってくれないかなぁ。