フライトプラン | 日刊タカナリ

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おすすめの映画やマンガ、製作したプラモ、イラストを紹介していきます。
※あくまで個人的な感想なので、参考程度にご覧ください。

女の子は、どこへ消えたのか。


「フライトプラン」


『突然の事故で夫を亡くした航空機設計士のカイルは、娘のジュリアと共と夫が入った棺と共に、カイルが設計に関わった飛行機に搭乗。自宅へと向かった。

しかし離陸から3時間後。カイルの隣にいたはずのジュリアが突然いなくなった。機内のどこを探しても見つからず、目撃者もいなかった。
詳しく調査してみると、搭乗記録にはジュリアという名前は記載されていなかった。』



2006年公開。

監督:ロベルト・シュヴェンケ。

脚本:ピーター・A・ダウリング、ビリー・レイ。

出演:ジョディ・フォスター、ピーター・サースガード、ショーン・ビーン、マーリーン・ローストン。



飛行機内で突然消えた女の子ジュリア。母親のカイルは必死になって探しますが、どこにもジュリアの姿はありません。カイルはパニックになりますが、次々と衝撃事実が明かされます。
それによりカイルは、乗務員だけでなく、乗客全員を敵に回してしまいます。

どういう事かというと、調査結果を聞いた乗組員は全員、「ジュリアというのはカイルの作り出した妄想」もしくは「カイルの自作自演」だと思っています。
それでもジュリアが生きていると信じているカイルは、四面楚歌な状況でも諦めずにあらゆる手を使って捜索します。



10年以上前に1回見たことあるんですが、やはりほとんど忘れてましたし、当時の印象と少し変わりましたね。

まず、主人公のカイルがこんな孤立無援な状況になるとは思いませんでしたね。仲間が誰一人いなかったです。なりそうな人はいたんですが、そこまで協力的ではなかったです。
見ていてなかなか辛かったですね。
「あれ?もしかして病気?でもこの展開をやるなら中盤じゃないよな」とか思いながら見ていたので、“病気とするのか”“正常とするのか”、どちらに行くのか最後まで読めませんでした。

それにしても、このカイルの行動力は凄まじいですね。
まぁ、最愛の娘が消えたわけですからね。パニックになるのは当然ですし、乗組員に必死で捜索を訴えるのはまだ分かります。私も同じことすると思うんで。
だけど、機内全体を危険にさらすのはどうなんでしょうか。下手したら自分だけでなく、娘まで危険になる行為です。知識があるとはいえ、いくらなんでもそれはやりすぎな気がしましたね。



終盤なんか、詳しくは言えませんが、もうヒーローみたいでしたね。爆発をバックに歩いてきます。
演出だけでなく、行動もヒーローでした。娘を想う母親は強い、という事なんですかね。

あとストーリーに関しても、最後は安心出来る終わり方をしてました。緊張が一気に解けましたね。

だけど、謝り方が足りないですね。全員か全力で謝って欲しかったなぁ。



問題が起きるまで少し長いなぁ、という印象はありましたが、10年前と同様に楽しめました。

問題起きた後からは見入っちゃいましたね。