東京、大阪など主要都市の在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の地方本部や学校など29施設のうち、9施設が整理回収機構に差し押さえ・仮差し押さえを受けていたことが、読売新聞の調査で分かった。

 機構が朝鮮総連に約627億円の返還を求めた訴訟の判決は18日、東京地裁で言い渡されるが、朝鮮総連敗訴の公算が大きい。今後、残る20施設の多くや中央本部(東京都千代田区)なども差し押さえられ、朝鮮総連が多数の活動拠点を失う可能性が出ている。

 朝鮮総連は法人格がない「権利能力なき社団」のため、朝鮮総連名義では不動産登記ができず、関連の団体・企業名義などで登記されている施設が多い。(読売新聞)
17日午後11時45分ごろ、横浜市青葉区つつじが丘の路上で、パチンコ店の売上金を積んだ車の前に乗用車が回り込み、正面衝突した。約200メートル車を押し戻し、降りてきた覆面の数人の男が金属バットで脅すなどして現金約300万円を奪い逃走した。

 乗っていたパチンコ店の店長2人が衝突の衝撃などで軽いけがをした。青葉署は強盗事件とみて男らの行方を追っている。

 調べでは、男らは布製の目出し帽をかぶり、車の車体をバットでたたきつけ、フロントガラスなどを割り店長らを脅したという。車は盗難車で、ほかの車に乗り換えて逃走したとみられる。店長2人は神奈川県大和市の2支店から現場近くの本店に売上金を持って行く途中だった。

 現場は東急田園都市線青葉台駅の南約100メートルの商店街。(産経新聞)

国際原子力機関(IAEA)の報道官は17日、北朝鮮が6カ国協議で合意した「初期段階措置」に含まれる核施設の稼働停止・封印に向けて、IAEAの実務代表団を招請するとのエルバラダイ事務局長宛ての書簡を受け取ったことを確認した。その上で、「次のステップは明日決める」と述べ、週明けにも派遣する実務代表団の構成や時期について、18日に協議する方針を明らかにした。

 実務代表団は、ハイノネン事務次長を団長に約5人で構成されるとみられる。代表団は約1週間、平壌に滞在し、寧辺にある核施設の稼働停止・封印に向けた具体的な手順を協議する見通しだ。

 代表団がウィーンに戻り、協議内容をIAEA緊急理事会に報告した後、本格派遣される代表団の人員や予算などが正式決定される見込みだ。

 停止・封印の対象は、寧辺の実験用黒鉛減速炉(5000キロワット)や核燃料再処理施設など5カ所程度。作業費用は最低でも約100万ドル(約1億2300万円)かかる見通し。停止・封印については、北朝鮮が実施した後にIAEAが「確認」するのか、もしくはIAEAが全過程を実施するのか未決定だ。実務代表団の派遣から、本格代表団の活動終了まで3週間程度かかるとみられる。

 北朝鮮は2002年12月に寧辺常駐のIAEA査察官を追放した後、今年3月中旬にエルバラダイ事務局長を受け入れた。事務局長は、北朝鮮が核施設の稼働停止・封印実施だけでなく、IAEAへも復帰するよう強く呼びかけている。(産経新聞)

パレスチナ自治政府の非常事態内閣は17日、ヨルダン川西岸の自治区ラマラで就任宣誓を行い、親米派のエコノミスト、サラーム・ファイヤード首相(55)が率いる新政府が発足した。訪米に先立ちイスラエルのオルメルト首相は同日未明、記者団に「新内閣は(和平の)パートナーだ」と語り、協力姿勢を明確にした。米欧など国際社会も新内閣を歓迎し、経済支援を再開する。

 新内閣にとって、ガザ地区で生じた混乱が西岸に飛び火するのを阻止できるのか、治安回復が大きな課題となろう。

 非常事態内閣はファイヤード首相以下、独立系の12閣僚で構成され、首相が当面、財務相、外相を兼務する。治安を担当する内相にはパレスチナ解放機構(PLO)執行委員で、故アラファト議長の信任が厚かったアブドルラッザーク・ヤヒヤ元内相が就任した。

 ファイヤード首相は就任宣誓で、「混乱を終わらせ、パレスチナ人に安全をもたらすのが使命だ」と宣言。さらに、「ヨルダン川西岸とガザ地区は(自治区として)一体だ」と述べた。

 しかし、ガザ全域の実効支配を確立したイスラム原理主義組織ハマスは非常事態内閣を「違法」と反発。「手をこまねいて見てはいないだろう」(アブズフリ報道官)と警告しており、今後、非常事態内閣とファタハの西岸支配切り崩しの動きに出てくることが懸念される。

 アッバス議長は17日、非常事態内閣の発足と前後し、イザッディーン・カッサム部隊などハマス武装部門を非合法化する議長令を布告。西岸でのハマス武装部門取締への布石を打ち始めた。

 一方、イスラエルの民間放送チャンネル10は16日夜、19日にワシントンで開く米イスラエル首脳会談では、ファタハへの武器供与も含むアッバス議長への様々な支援策が協議されると伝えた。

 オルメルト首相は、ハマスが排除された非常事態内閣について「長く待ち望んだ新しいチャンス」と歓迎。イスラエルは西岸でのファタハてこ入れと同時に、ハマスが支配するガザ地区への締め付けを強化する構えだ。(産経新聞)

北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議の米首席代表、クリストファー・ヒル米国務次官補は17日、韓国首席代表、千英宇(チョン・ヨンウ)外交通商省朝鮮半島平和外交本部長と16日夜に電話会談した際、韓国政府が18日に、北朝鮮への重油5万トン供与に向けた準備に着手すると伝えられたことを明らかにした。

 当地で記者団に語った。数週間内に最初の重油輸送が始まる見通しという。

 北朝鮮が国際原子力機関(IAEA)の実務代表団の訪朝を招請したことを受けた措置。北朝鮮は、核施設の活動停止など「初期段階の措置」の見返りとして、重油5万トンを受け取ることになっている。(読売新聞)
ロシアの有力経済紙コメルサントは14日、ロシアが反米姿勢を強めるベネズエラに新鋭潜水艦5~9隻を売却する交渉を進めていると報じた。29日に予定されるチャベス・ベネズエラ大統領の訪露時に契約が締結されるとみられており、米露関係の悪化に拍車をかける要因ともなりそうだ。

 同紙によると、売却交渉が進められているのはロシアのキロ級潜水艦5隻とアムール級潜水艦4隻。アムール級の4隻はロシア海軍にも未配備の最新鋭艦であるために供与を見合わせる可能性もあるが、9隻すべての売却が決まれば20億ドル(2460億円)規模の契約となるという。

 ベネズエラ指導部は海軍を増強する理由について、「米国による(大陸棚)油田の海上封鎖や米国との直接的な軍事対決に備えるため」(ロハス大統領補佐官)などと説明してきており、ロシアからの潜水艦購入も米国を強く意識した行動とみられる。

 ロシアのプーチン大統領は7月1~2日の日程で訪米し、米露間の懸案である東欧へのミサイル防衛(MD)システム配備計画についてブッシュ米大統領と議論する予定だ。その間際に主要反米国のベネズエラと大型の軍事契約を結べば、米国を刺激するのは避けられそうにない。

 ロシアは反米政権に的を絞って武器輸出を拡大する戦略をとっており、ベネズエラはアルジェリアに次いで輸出額第2位の相手国だ。ベネズエラは2005~06年の軍事費43億ドルのうち34億ドルを最新鋭戦闘機や対空防衛システム、カラシニコフ自動小銃などロシア製武器の入手にあてた。

 今回の潜水艦交渉が成立すれば、ベネズエラは南米で最多の潜水艦保有国となる。(産経新聞)

米航空宇宙専門誌エビエーション・ウイーク・アンド・スペース・テクノロジー(電子版)は15日、米国家偵察局(NRO)が同日、中国やイランの海上軍事活動を監視する極秘の偵察衛星2基をフロリダ州ケープカナベラルから打ち上げたと報じた。衛星打ち上げには、国際テロ組織アルカイダと関係する船舶の動きを捕捉する目的もあるという。

 同誌によると、衛星を搭載したロケット「アトラスV」が正常に作動しなかったため、衛星は当初予定されたのとは異なる軌道上に放出されたが、目的通りの機能を果たせるという。(共同)

親が養育できない新生児を託す熊本市の慈恵病院(蓮田晶一院長)の「赤ちゃんポスト(こうのとりのゆりかご)」に12日夜、生後2か月とみられる男の赤ちゃんが預けられていたことが16日、関係者の話でわかった。健康状態は良好という。

 赤ちゃんポストの利用は、運用初日の5月10日午後に預けられた3歳前後の男児に次いで2人目とみられる。メモ紙が添えてあり、生年月日や名前のほか、「育てられない」という趣旨のことが書かれていた。

 同病院は、運用開始から半年か1年ごとに利用件数や性別などを公表するとしており、個別の事案については一切明らかにしない方針。

 赤ちゃんポストは同病院の新生児相談室の壁に設けられた扉を開け、室内の保育器に赤ちゃんを入れる仕組み。扉が開くとブザーが鳴り、医師らが駆けつける。病院は警察や市、児童相談所に連絡することになっている。(読売新聞)
15日午後4時ごろ、横浜市港北区篠原町のJR新横浜駅の新幹線上り2番ホームで、男性が転落防止用の柵(高さ約1.3メートル)を乗り越え線路内に立ち入り、新大阪発東京行き「ひかり414号」(16両編成、乗客約1000人)にはねられた。男性は即死した。神奈川県警港北署は自殺とみて、身元の確認を急いでいる。
 また、同ホームのベンチに座っていた男性(59)の右足に石がぶつかり、男性は軽傷を負った。同署は、線路内で男性がはねられた際に、敷石が飛んだ可能性もあるとみて調べている。
 JR東海によると、ひかり414号の運転士が男性に気付き、非常ブレーキをかけ停止したが、間に合わなかった。
 東海道新幹線は上下線とも運転を見合わせたが、午後5時前に運転を再開した。(時事通信)
厚生労働省は15日、主にホテルや旅館などで使われている中国製練り歯磨き3製品から、有毒物質のジエチレングリコールが検出され、輸入販売業者が自主回収を始めたと発表した。

 検出はごく微量で、厚労省は「健康被害を起こすほどの量ではない」としているが、使用しないよう呼び掛けている。市販の練り歯磨きを製造販売する大手14社からは「検出されなかった」との報告があったという。

 自主回収の対象は、大手旅行会社JTBの子会社JTB商事(東京都豊島区)の「クール・ホワイト」と「ジェイズ・ビュフレ」、昭和刷子(ぶらし)(愛媛県内子町)の「ビュフレ」。

 いずれも中国製で、3-5グラムの小型のチューブ入り。使い捨て歯ブラシとセットで、JTB商事は5月だけで計約108万個を全国のホテルなどに出荷、昭和刷子は「出荷数は調査中」としている。

 中国製練り歯磨きをめぐっては5月以降、米国などで問題となり、厚労省は国内の業者に調査を求めていた。(産経新聞)