前にも書きましたが、大学時代の友人折山君から、彼の仲間との俳句と随筆の

本が届きました。

「しろがね」平成23年度版です。


彼の句を鑑賞しました:

 ささやかに税を納めて蜆汁   折山正武

 秋涼し鳥の言葉がふと解る    同

 冬枯を分けて坂東太郎かな    同


実直に日々の生活を過ごしている人柄が伝わってくるでしょう。

400字詰めの原稿用紙にしたとしても、勿論いい随筆になる生活ぶりですが、

五七五だけでも十分に3つの生活がわかりますね。

これが俳句の素晴らしさだと思います。こちらの想像力に任せてしまうところも俳句のいいところですよね。


友の俳誌を手にしてふと幸せを噛みしめた春の午後です。


春行士