季語の先取り

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私のベターハーフが作った木目込み人形です(^0^)


いきいきと細目かがやく雛かな   飯田蛇笏

            (ひいな)


お雛祭りは3月3日。旧暦桃の節句ですとまだまだ先ですが、俳句の季語としては今、一般に太陽暦で行われているとおり、3月の季語になっています。

まだ2月だぜ、早いんじゃないか、これで俳句つくるのは、、、と、言われそう。

でもその季語で俳句を作りたくて(今の私のように家内の作った綺麗なお人形を見て!)まだその季節が来ていないのだけど、ちょっと先走って作るのは構わない、と教えられています。まあ、今、春先なのに梅雨空なんてので作る人はそうめったにいない、というかそれはないでしょうが、町のお店にひな人形が飾られ始めた。まだ寒い(この前のブログでは今と反対のことを言っているみたいですが・・・)でも可愛い雛人形がそこに、、で、1句浮かんだ。使った季語は3月のもの、今2月15日、でもそれはいいのではないでしょうか。

句会で翌月の兼題を出されますが、季語は翌月でないと見られないものである場合もあります。また、雑誌に寄稿している俳人は編集長から5月号に載せる句を依頼された場合は今、2月でも「鯉のぼり」の俳句を作らざるを得ないこともあります。

ま、後者のことはどうでもいいか、、、


見送りも出迎へもまた雛かな  春行士


まだ寒いけれど、やっぱり今は春だよ~ん♪

結論(春行士なりの):特に季節の変わり目では、過ぎ去った季節の季語で作るよりは、これから始まる事象を先取りして俳句を作った方が楽しい!!