今度の日曜日8日は復活祭、イースターですね。前にも書きましたがイースターサンデイは

春分の日の後の最初の満月の直後の日曜日です。

 キリスト教徒にとっては大切な日です。その1週間前が棕櫚の日曜日。

僕も棕櫚の葉で作った十字架をいただいてきました。

それらのことは、興味がおありの方はグーグルとかで調べていただくとして、

復活祭は俳句の季語になっています。その意味を知らないと俳句も作れませんし、

選にも取れませんね。この辺が俳句と常識というか知識の関連の難しさです。


 花鳥諷詠ならば百科事典に頼るような事柄を知らなくても俳句を作れますし、

選者にもなれます。花鳥諷詠が基本と言いながらも近代俳句は世の中の知識百科をも要求するのです。復活祭と卵の関係なんて普通の人は知りませんね。

  復活祭赤き卵は子規も喰いき    草間時彦

この句は歳時記にも載っていますが、時彦さんよくわかっているなあ、と思います。

イースターサンデイにはゆで卵を隠して探し出したり、ゆで卵ころがしなどの遊びを

しますが、これを俳句にしても誰も取ってくれないでしょうね。

俳句を作る背景の知識、選をする人とのレベル差、難しい問題です。

  ミラノ的卵の絵柄復活祭     春行士