きのう新宿御苑に行ってきました。

大学時代のサークル仲間。曇天でしたが桜は満開。いいお花見日和でした。

ちょっとした句会をしました。吟行ですね。6人参加、一人二句出しということで。

みなさん初心者です。このブログのずっと前に、秋日和、菊人形で一度

句会をした方たちです。

   咲く花に思いたくして友集う    ひろはる

この句が高得点でした。仮名遣いは直さず、そのままにしてあります。

あと、2点が入った句は;

   散るさくら行方思いてハラハラと   ひろはる

   雨予報御苑の中は花の傘    いたる

   年毎に紅うすれゆく花に頬    くにひこ

   外つ国に帰る人あり花巡り    春行士


そして上記のほかに、僕が選に取った句の中でいいと思う句は;

   年ごとに蒼ざめていくほほに花   くにひこ

   花冷えに笑顔がおおい公園や   てつや   です。


てつやさんの句、下五に切れ字の「や」は普通は使いません。でもなにか感じたのでしょう、

強いものを。で、OKということです。ぼくなりの解釈で。

みなさん旧仮名遣いは苦手のようでした。

とにかく五七五で景色、気持ちを綴ってみることです。でも、僕は吟行のほうが

作りやすいかと思っていたら、皆さんは「前のように兼題を出してもらって考えて

作ってくるほうやりやすい」と言っていました。頭を使う仕事を長いことしてきた方々ですから

宿題に慣れてるんですかねえ。


   花談義尽くることなく夜の街へ    春行士