1月15日は小正月です。ちょっとしたお祝いをします。
といってもまた旧暦の話になってしまうのですが、陰暦では15日は満月です。
新年初めての満月ということもあったでしょうし、女正月とも呼ばれるように正月の行事で細々と働いた女性達をねぎらう意味もあったようです。
繭玉(餅花、季語)を作って家の中を飾ったり、どんど焼き(左義長という季語もある)をしてその年の豊作、家内安全を祈ったそうです。今でも地方ではさまざまな行事があると思います。
この朝は小豆粥を作って神に供えたり、食べると1年息災、厄払いにもなるとのことです。
そこで、
小豆粥君も食べたか武蔵丸 春行士
という句を武蔵丸が現役横綱で、優勝しそうなときに(初場所、今やっていますね)作ったことがあります。小豆粥の小さなお椀と彼のでかい腕、指先の対比も浮かんだもので。
今年は1月3日が満月でした。太陽暦でないとありえないことですが、これはこれで三が日の満月ということで気持ちが良かった。因みに昔からの本来の意味での小正月、今年はなんと3月4日です。去年閏月があったからですね。まだまだ寒いのはなんか偶然とは思えません。
一人吟ずる風林火山小正月 春行士