昨日のブログを今読み返して、最後の拙句を声を出して詠みましたら、

「秋日和」を一番前に持ってきたほうが僕の言おうとしていたことが

わかりやすいかなぁ。と気がつきました。


秋日和檜舞台にもう一度

もう一度檜舞台に秋日和


みなさんはどちらがいいと思いますか?

俳句は基本形が最初と最後の言葉の塊が五つの音ですから、特に名詞の場合

その言葉を最初に置くか最後にもってくるか考え込んでしまうことがあります。

五七五の音の区切りを かみご、なかしち、しもご といいます。


秋日和の余韻を感じさせて、人生まだまだ終わりじゃないぞ。こんな良いお天気

を生活の中にも持ちたい。 と詠むか、

わあ、いい天気だなあ、と最初に感動を表して、よおし俺、また頑張ろう。と詠むか。

あるいは、ただ単にリズム、歯切れのよさとか文法的なことを第一に考慮するとか、、、、

俳句を作っているとほかの雑念、悩みを忘れて時間が過ぎていきます。1時間などあっという間です。

僕は海外出張が多かったので、飛行機の乗り継ぎ時間の過ごし方をいろいろ体験しましたが

俳句作りが一番健康的だったと思います。


やはりさっきの句、秋日和は下五のほうが僕の俳句だと今、思いました。

上五だとなにか宣言してるみたいでいやですね。


秋空の高さ恨めし長会議     春行士