句会の披講で何度も詠まれるということは何人もの参加者がその句を選んだ

ということになります。選んだ人は手元に控えがあるでしょうから、名乗った作者の

名前を書き込みます。その句を選ばなかった人もいい句だなと思う句はみんな

予選用意に書いておきますから、「なるほど、これはXXさんの句だったかぁ」と

書き込んだりしていきます。ですから3回ほど披講されれば誰でもその句の作者はすぐ

わかります。それでも詠まれる度に作者は「xxxx」と名乗ります。結構恥ずかしくなります。

誇らしいと思う人のほうが多いかも知れませんが。

幹事の一人が、誰のどの句が何人に選ばれたかを点数にとっていきます。

「玉藻」の探勝会では常連がいつも高得点です。好かれる句というものが

あるのだと思います。吟行したところをうまく捉えているんですね。

 

椿先生の句はぼくも選んだものでした。

   潮騒が秋風となる山二つ   椿


江ノ島は沖から見ると山二つなんですね。

点数を取らずにお互いの句を鑑賞、批評するだけの句会も勿論あります。


三連休中の春行士