清記が終わると、清記用紙の右上に番号を書きます。主宰者がまず1番、と声を出していうと

時計回りに隣の方が2、といい次々と3,4,5と言いながら自分が清書した半紙の右上にその

番号を書いていくのです。そして最後の人が番号に続けて、「とめ~」と言います。止めです。

先日の江ノ島での句会は、33人が参加でしたから最後は、「33、とめ~」です。

 一人7句出しましたから清記の半紙には7句書かれていて、それが33枚です。まず、自分が

清記した中からいいな、と思う句をどんどん手元の自分で用意したノートか句会で幹事が用意した

選句用紙に書いていくのです。その選句用紙をそのまま自分の選んだ句を出す用紙とする場合も

ありますし、あらためて選句した句だけ書いて出す場合もあります。この段階は予選です。僕らの句会では、

自分が清記した半紙は時計回りと逆に、清記のときに振った番号の若い方へ回します。左隣から次々に

回ってきます。江ノ島では7X33=231  231句鑑賞したことになります。自分のを含めて。一回りしたところで

自分がこれがいい句だ、と感じた7句を選び抜きます。勿論自分の句は自分では選びません。


選句用紙の右下に選者、すなわち自分の名前を書きます。 XXXXX選 と書きます。

僕は春行士選と書いて、選んだ7句を書いて提出した、というわけです。

句会によってはそのうちの1句を特選とする場合もあります。

 以上が句会のはじめから選句までです。選句が終わったら披講、すなはち選ばれた句の

発表です。これはいろんな形があります。先日の江の島での「玉藻」の句会では次のとおりに

行います。


以下次に。

春行士