「清記」と変換されなかったので国語辞典を引きましたらやはり載っていません。

句会で、提出され、かき混ぜられて各人に手渡された短冊から半紙に句を

書き写すことをいいます。8人集まった句会で、一人が3句持ち寄るとみんなで

24句。24句を一人の専門家がずらっと書き並べれば、まあみんなで一度に

鑑賞できますね。でも普通の句会ではそんな場所も時間もないので、みんなで分担します。

ひとりもサボらずに作業すれば持ち寄ったのと同じく、一人3句を分担して

半紙に書けば8枚の半紙になります。それを1枚ずつ回して鑑賞すればいいのですね。

 ここで、あなたが苦労してせっかく言われた兼題で3句作ったのに急用で句会に

出られないとするとどうしますか??映画を急用で見られなくなった、彼女と会えなくなった、

なんてものと比べ物にならないほど残念な気持ちになりますよ(絶対に!!!)。


そのための救済措置があるのです。不在投句と言う方法。

上の例で、8人のほかの常連2人が出られなくなっていた。その場合、その二人は、

メール(今は便利だなあ)かファックスで自分の句を届けることでしょう。

吟行のあとの句会ではめったにありませんがね。 そうすると10人分(30句)を

8人が清記するのですから誰か6人が1句余慶に短冊清記を担当するわけです。

8枚の半紙、うち6枚に4句、2枚に3句が書かれています。それを順番に回していくのです。

不在のあなたの句もちゃんと鑑賞されます。うれしいですね、評価されたら、なお。

以下は昨日のブログの続きとして書いていきます。

きょうはそのためのワンポイント知識、「清記」でした。


春行士