ギンコーといえば普通はお金の出し入れの銀行ですよね。

僕は銀行員でしたから会社員が、会社へ行って来る、と言うところを銀行へ行って来ると

30年間言っていました。ところが今、僕がギンコーといえばこっちの吟行です。

テーマ「句会」の続きですが、句を作るところ、すなわちオンサイトにみんなが集まって

あちこち見ながら吟ずる、つまり遠足しながら俳句を作ることを吟行といいます。


吟行をして、何句か作って持ち寄って、みんなで座を囲んでどの句がいいね、ということを

します。吟行のあとには普通の句会と同じことをやると考えればいいのです。

その句会の説明は後ほどします。


昨日、日曜日吟行をしました。場所は江の島。江の島か江ノ島でもめたりしませんでした。

同人誌「玉藻」の仲間と。主宰は星野 椿先生、副主宰が星野 高士先生です。

とにかく暑かった。残暑、秋暑し、がぴったし。でも最高点をとったのはそのような季語を

使った句ではありませんでした。あとでご披露するとして、

この吟行句会のやりかたを書きますのでみなさんもやってみてください。


オンサイトで見たもの、感じたものを句にします。兼題はありません。オンサイトで目にしたものすべてが

対象ですから兼題は出さない方がいいでしょうね。

ひとり7句を出します。いっぱいできた人は出来た人でどれを提出しようか

悩むでしょうし、7句に作品が足りない人はパニックですね。締め切り時刻があります。大変です。

短冊(A4の紙を縦長に3センチほどに切って用意しておきますが)に1句ずつ書いて短冊を4つ折りにして

箱に投げ込みます。みんな投げ込みが済んだらバラバラになるようにかき混ぜて一人に7句ずつ渡します。

短冊は無記名ですから渡された句が誰の句かわかりません。勿論筆跡で分かる場合もあります。

筆跡の似通った短冊が複数あれば隣の人と交換して自分に回ってきた短冊ができるだけ違う人の作品であるように

します。勿論自分のものが渡される場合もあります。1句だけならそのままもらっておいていいでしょう。


続きは明日のブログです。

春行士