まだまだ暑いですね。残暑ですね。「残暑」も秋の季語です。

俳句に季節の言葉をそのまま使おうとすると、えてして一つの俳句に季語が二つ入ってしまう、

ということがあります。このブログのだいぶ前に書いた俳句の規則に違反することになります。

五,七、五の中に同じ季節の季語が2つ以上あることを季重ねといいます。

 朝顔や残暑の中の紺の色

なんて作ってしまいそうですね。いい句に感じますよね。でも朝顔も残暑も9月の季語です。

まあ、ルールは守りましょう。前にも言ったとおりルールがあるからみんなのものとして認められるのです。

これが季重ね(きがさね)です。

でもどうしても季語なんだけどその言葉をどっちも使いたいというときもあります。

まったく許されないわけではありません。もちろん俳句のルール違反は罰則、課金もありませんから

季重ねしても何の障害にもなりません。無知と思われるかルールを超越した名句といわれるかどちらかです。

基本的ルールのご紹介でした。


嫌はずに付き合ふことも残暑かな


春行士