ぜんぜん更新しないブログにしてしまいました。反省しきり。

前回夏の季語を書いて、続いていくつか話したいことがあったのですが、ほかに没頭することができてしまい、

俳句がらみは、というかこのブログそのもににご無沙汰してしまいました。

さて、きょうは「涼しい」についてです。この二三日比較的暑さが和らいでいますね。この前書いたように暦の上では

もう秋ですから涼しくなってあたりまえですよね。と、こんなふうに「すずしい」という言葉を使いますが、俳句の世界で

涼しい、というとそれは夏の季語なんですよね。

あっつい夏の中でふっとヒヤッとさに会うひと時、それを言いたいのでしょう、涼しいと。


蛇笏さんの俳句に「槍のごとくに涼気過ぐ」というのがあります。暑さの中の冷やっこさ、これが涼しいと。

だから夏の季語なんですね。じゃあ、今涼しいんだから涼しいという俳句を作りたいこの気持ちはどうしてくれるんだ、

という人はどうしましょう。

そのときは簡単にも、「秋涼し」というんですね。あるいは「新涼」「涼新た」です。

前に涼があって、古くなって新涼ですかねえ。

秋にはいい季語がいっぱいあります。こんどはどんどん更新しますので、

このブログよろしくね。