格コラ・PRIDE GP 準々決勝。 | ピアニスト たっくやまだ/TAK-YAMADA

ピアニスト たっくやまだ/TAK-YAMADA

サムシングエルス・大久保伸隆さんバンドのピアノ/キーボード担当

『リアルゴールドXY』CM撮影で
YOSHIKI さんのスタンドインを担当
(カメラセッティング時の代役)
数々のCM音楽を手がける ピアニスト/作・編曲家

レッスンの無い日曜日。
ホントはAM11:00~の自宅レッスンがあったのだけれど、
来週に延期という事で。
急に空いちゃうとねー…。

昨日はHARD OFFに行ってきたので、今日はニトリへ。
仕事部屋の"Mac & ピアノ"スペース用のタイルカーペットを9枚購入。
最初は台所用に買おうと思っていたけれど、
まずは自分の居場所を心地良くしようって事で。

足下がスッキリすると、ピアノを弾くときに集中力が高まります。
これなら僕だけじゃなく、生徒さんにも喜ばれるでしょうね。



さてここからは、本日行われた
「PRIDE GP 2005 2nd Round」で格闘コラム。

今日のPRIDEは地上波でOAしてよかったのだろうか…?
桜庭の試合は、正直見てられなかったよ。
あまりにも酷くて。

この間のK-1 Paris大会での
ジェロム・レ・バンナの"腫れ上がる額"もスゴかったけど、
桜庭の顔の腫れ・流血はヒドかった。


桜庭選手本人&高田本部長も言っている通り、
体調は良かったんでしょう。
昨年と比べたら、普通に動けているからね。

でもね、試合の中身的には
PRIDEルール変更後の負けがこんだ状態と
何ら変わらなかったように思います。



桜庭が勝てなくなった原因はハッキリしてます。
それはルール変更で「4点ポジションでのヒザ蹴りが有効」になったから。

ハッキリ言って、このルールが存在する限り、
桜庭がかつての輝きを取り戻す事は難しいでしょう。


あの~、今更言うのも何ですけど、
「4点ポジションでのヒザ蹴りが有効」というルールは
一体誰の為に採用になったのでしょうか?


これって確か「打撃系の選手」と「組技系の選手」の
パワーバランスをイコールにするのが目的だったハズ。
要はキックやボクシング等のストライカーを
PRIDEのリングに上げやすくする為だよね。

しかし現状を見ると、
ストライカーが有利になったかといえば、そうでもない。


あくまでも僕の主観ですけど、
「4点ポジション─」ルールが有利に働いているのは、
ストライカーではなく"柔術ベース"の選手だと思います。

もともと掴まえる技術に長けている訳だから、
「相手の頭&首をとってのヒザ蹴り」を一番使いこなせるのは当然。


逆に「4点ポジション─」ルールのせいで
思うように試合が出来ていないのは、レスリングベースの選手。


レスリングベースの選手にとって、タックルは欠かせない武器。
そのタックルを切られた時の体制が、
まさに「4点ポジションでのヒザ蹴り」が当たる絶好のポジション。

ヒザ蹴りを恐れれば、タックルは使えない。
タックルが使えないとなれば、
嫌でもスタンドでの打撃勝負に出るしかない。


今日の桜庭 vs アローナの試合は、
「4点ポジション─」を味方につけたアローナが断然有利。
桜庭がタックルをすればするほど、頭にヒザがー!
これじゃ勝てないよ…。


僕は「4点ポジション─」ルールに変更後のPRIDEを、
心底楽しめなくなりました。

なんか危険な打撃ばかりで、
その分アーティスティックな技が減っているからね。
これはプロ興行としてはマイナスだと思うよ。

残酷ショーでは長続きしないな。

今日はゴールデンじゃなくて良かった。
とても子供には見せられない─…っていうか、見せてはいけない。

PRIDE主催者のDSEにまともな感覚があるならば、
「4点ポジション─」ルールを廃止して欲しいです。