「三冠 vs IWGP」実現へ。 | ピアニスト たっくやまだ/TAK-YAMADA

ピアニスト たっくやまだ/TAK-YAMADA

サムシングエルス・大久保伸隆さんバンドのピアノ/キーボード担当

『リアルゴールドXY』CM撮影で
YOSHIKI さんのスタンドインを担当
(カメラセッティング時の代役)
数々のCM音楽を手がける ピアニスト/作・編曲家

格闘コラムです。

2.20新日・両国国技館大会で、IWGPヘビーを持つ天山と
全日本の3冠王者とのダブルタイトルマッチが行われる事になりました。

この2つのタイトルマッチを長いこと見ている者としては、
単純に驚きましたよね。
それと同時に、こんなにあっさり発表せずに
今年一年かけて話題を引っ張れば…とも思ったけど。

僕の中では、タイトルの価値は三冠の方が上だと感じています。
それだけに新日での統一戦というのは、正直気に入らないネー。

PWF・インター・UNという三つのヘビー級ベルトが
統一されていく過程をリアルタイムで見てきたワタクシとしては、
どうしても三冠に肩入れしてしまう。

四天王が築き上げた三冠の歴史と比べると、IWGPはちょっと格が落ちるなー。
IWGP創設時のストーリーを体験していれば、見方が違ったかも。


今の所IWGP・天山と対戦する選手が確定はしていないけれど、
順当に行けば現・三冠王者の川田が小島との防衛戦を制して、
2,20両国のマットに上がっているハズ。


天山と川田。
今までの対戦結果から見ると、圧倒的に川田有利。
年齢は天山の方が若いんだけど、
全日スタイルに引き込まれるとさすがにキツイでしょ。

全日スタイルは「受け」が基本。
それに対して新日はハイスパート・レスリング。
「攻め」ありきのプロレスです。

新日の選手が全日の選手と対戦すると、
「受け」メインのじっくりとした攻防をするうち、
自然と全日スタイルになってしまう。

観る側としては良い試合なんだけど、
新日にとってはイヤなもんです。

自分の所の選手同士の試合よりも内容がイイんだから。

「三冠 vs IWGP」と銘打ってはいても、
僕的にはタイトルの移動はどうでもいい。
大事なのは試合の中身ですよ。

天山は試合内容で勝たないと、この試合をやる意味が無い!

外から選手を呼ばないと興行が成り立たない現状を、
リング上で変えてもらわないとね。

プロレス大賞のベストバウトを取るくらいの試合をやってみろ!

ちなみにテレ朝・"新日"ワールドプロレスリングよりも、
テレ東・"全日"夜のシャイニングインパクトの方が面白いですね。

テレ朝からは愛が感じられない…。
1.4の視聴率が僅か6%だし、もうやる気が無いのかも。