夢を見た。
僕はマンションの2Fに住んでいた。
マンションと言っても、部屋はそのフロアに一つしかない造りのようだった。
なので中は、1人には持て余す程の広さだった。
インターホンが鳴った。
マンションのオーナーと思われる女性だった。
僕より年上の綺麗な方だ。
少し挨拶程度の会話を交わした後、話があると言われた。
家賃を上げたいとかだったらどうしよう。
そんなことを思ったのだが、
なんと、お金をあげるから秘密の関係にならないかと持ちかけられた。
なんという提案!
美しく清楚で上品な人からそんなことを言われるとは!
そんなうまい話があるのか?
とは思ったものの、僕は了承した。
後日。
再びオーナーさんが訪れた。
隣にもう1人誰かいる。
見ると、下の1Fに住んでいる女性の方だった。
この女性は見た感じ僕と同じくらいの年齢で、どうやらオーナーさんとは仲が良いようだ。
なんとなんと、この女性も含めて3人で秘密の関係になろうとのこと。
なんという展開!
断る理由はない!
ではこれを、とオーナーさんからアタッシュケースを渡された。
開けると中には札束が!
なぜか全て五千円札だった。
それでもとんでもない金額だ!
「では今から行きましょうか。場所を移動しましょう。」
そう言われ、ドキドキと不安が渦巻いた。
なんだか怪しい、けど、もう引き下がれない。
パッと場面が切り替わった。
エレベーターをすごいスピードで登っていっている。
タワーマンションのようだ。
何階かもわからないところで降り、部屋に通された。
いよいよこれから3人で、何かが始まるのか。
と思っていたが、中に人が2人いた。
50代くらいの女性と、60代くらいの男性だ。
ソファに座るよう促される。
そして隣に男性が座った。
ガタイが良く、近くで見るととんでもない迫力。
凄みが半端じゃない。
裏の世界を生き抜いてきた、そんなオーラを纏っていた。
僕はここへ来たことを後悔しかけていた。
果たして、生きてここを出ることはできるのだろうか。
男性はアタッシュケースをテーブルに置き、そして開いて、こちらに渡してきた。
アタッシュケースの登場頻度!
「中の物は好きに使ったらいい。」
見ると中には、ローション、アイマスク、薄いゴム手袋にバ◯ブ、ロー◯ー、そして手錠、他にも何に使うのかよくわからないものまで、色々入っていた。
なんだかSMチックだが、秘密の関係ってそういうことなのだろうか?
この男性はアイテムだけ渡すと、立ち去っていった。
そのためだけの登場!?
何かを要求されるかと思ってヒヤヒヤしたが、出て行ってくれてホッとした。
これでこの空間には自分以外は女性ばかり!
そう思っていたら、50代の女性が目の前に来た。
ふくよかな普通のおばさんという感じで、失礼ながら、他の2人と比べると。。。
この人とはなあ、と思ってしまった。
話を聞くと、この方は僕の下の階の女性の弟と関係を持っているようで、僕には別に相手をしてもらわなくていいと言われた。
ただお尻だけ見てほしいとのこと。
カオスだ。
何がなんだかよくわからない。
でもお尻を見るだけでいいなら、こちらとしてもその方がいい。
男の目線でチェックしてもらって、この後、例のパートナーと会うとかそういうことなのか。
その人は自らスカートを脱ぎ捨て、下は下着だけの状態になった。
そしてベッドにダイブして、うつ伏せになった。
その後こちらを振り返り、どう?と聞いてきた。
お尻のお肌は少し荒れており、くびれもなく、あまり綺麗とは言い難かったが、僕は綺麗ですと言った。
そう!と女性は満足そうに言った。
そしてスカートを履くと、そのまま慌ただしく部屋を出て行った。
どうやら僕が思った通りだったようだ。
さて、これでいよいよだ。
ここから楽しい時間が始まるに違いない!!
と思ってたら目が覚めてしまった。
これからって時に、一番良い所で終わった。
続きが気になりすぎたけど、二度寝してたら遅刻してしまうということで、泣く泣く断念した。
せっかくのチャンス?は、幻に終わってしまったのであった。