アルツハイマーと手術 ~準備編~からつづく

 

しゅーとめが心臓カテーテル手術を受けるために、2泊3日で入院することに

なりました。以前、しゅーとも同じ手術を受けており、手術自体は大ごとでは

ないとは知っているのですが...

 

なんと言っても、しゅーとめはアルツハイマー患者です。

 

部分麻酔の手術で、大人しくじっとしていられるだろうか?

大騒ぎして、他の患者さんに迷惑をかけないだろうか?

 

これまでは、何かあっても、自分たちで適宜対応して、ここまでやって来ました。

しかし、今はコロナ禍のまっただ中。

着替え等をナースステーションに預けるだけで、顔すら見させてもらえません。

しゅーとめが不穏な状態になっても、自分たちの力では、何も出来ないのです。

 

さて、どうしたらしゅーとめは落ち着いていられるだろうか?

 

我々は、しゅーとめをあえて大部屋に入れる、と言うより、必ず大部屋に

して欲しい、と言う要望を伝えました。

「周りの人と同じ」とか「同じような人がいる」と言うことに、しゅーとめが

安心するからです。

もしかすると、おしゃべりに花を咲かせ、くつろいでくれるかもしれません...

 

他にも心配は多々ありましたが、入院の日を迎え、あまり状況の分かってない

しゅーとめは「行ってきま~す」と、元気に病棟に入っていきました。

お昼12時のことです。

 

それからは何事も起こらず、淡々と時間は過ぎていったのですが...

夜10時頃でしょうか、病院から電話がかかってきました。

 

看護婦さん:「点滴を抜いてしまうんです...」

 

 

やっぱり...

血糖値を測るセンサーを外す(血糖値計測器の進歩たるや! Part2参照)くらい

ですから、もっと違和感を感じるであろう点滴を外さないわけがありません。

 

過去、何度か救急外来に駆け込み、点滴のお世話になりましたが、その時は、

特に外そうという素振りはなかったので、やはりアルツハイマーは進んでいる

ようです。

 

看護婦さんから、拘束具を使用する可能性があります、と言われ、それに同意して、

電話を終えました。手術に必要な点滴なのでやむを得ません。

 

その後、特に電話もなく、他に迷惑をかけることなく手術の日を迎えたのですが...

後から聞くと、結局拘束具は使わず、薬を使用して寝てもらった?とのことでした。

 

寝てもらった?、と書いたのは、私の想像と違う薬を使っていたからなのですが...

それはまた手術後の話...

 

次回は、手術の話になります。

 

ときめきが続く、お花の定期便bloomee(ブルーミー)