しゅーとが突然亡くなりました。

入院してたった一日でした。

87歳の上、間質性肺炎を患ってましたから大往生です。

最後まで、生きよう、生きようとよく頑張りました、ホントに。

 

                           

 

しゅーとは、良くいる THE昭和のお父さん  で、一家の精神的支柱、

殊に、しゅーとめにとっては支柱を超え、もはや支配者でした。

 

そんなしゅーとが亡くなったのです。

 

さあ、これからはしゅーとめの時代です!!

 

好きなだけ外出しても、電話で居場所を探されることもない。

しゅーとが毎日買ってくる、○割引きのべちゃべちゃのお好み焼きを

食べさせられることもない(しゅーとは、○割引とか、安いものに対する執着心が

半端ない...)。

 

なので、悲しみながらも、お義母さん、これからは解放された生活が

待ってるね!!と誰もが思いました。

 

しかし、実際には、その2、3週間後、中等症のアルツハイマー病との診断が

下され、突然の同居、介護生活が始まりました。

 

施設に入るまでの丸4年、試行錯誤の繰り返しの中で、

  • ○○はうまくいった
  • △△はいまいちだ

など、我が家なりの介護生活で学んだことを、同じような介護の当事者の皆さんと

少しでも共有できたら、と思ってブログを始めました。

 

病気が分かってからは、関連本、患者への対応のハウツー本など、

そりゃあたくさん読みあさりました、立ち読みでてへぺろ

 

役に立つ部分も多くありましたが、結論として一番強く感じたことは、

”しゅーとめが喜ぶこと、楽しいと思うことを考慮した

介護が一番だ”

ということです。

 

例えば、我が家も例に漏れず、しゅーとめは探し物を良くしました。

 

しゅーとめはカバンを自分の近くに置いておきたがりました。

しかし、タンスにしまったことを忘れて、「カバンがない」と探していました。

そんな時は、「じゃあ、カバン見つけた人が、それをもらえることにしよう!」と

意識してふざけたりすると、「もう!」と言いながらも、ふざけたムードの方に

意識をとられてしまうこともしばしばでした。

 

この時、ハウツー本の通り、「一緒に探してあげる」等を実践すると、

しゅーとめは申し訳なさでますます落ち込んだり、意地になってしまったり、

もしくは、どうしても1人で探したい時もあったりします。

そう言う時は、そっとしておいた方が良い事が多かったりと、我が家にとっては、

「一緒に探す」は、あまり適した対応方法ではありませんでした。

 

こんな感じで、介護のハウツーというよりは、しゅーとめの性格や嗜好、思考などを

考えに考えた介護をしてきた経験について、少しずつお話しできれば、と思います。

 

少しでもお役に立てれば、何よりです。

天然さんには、ご注意を!! Part 1に続く...