前記事でも触れたように、能登半島地震が起きてから1か月余りが経過した。
今週は、少なくないメディアで、その手の特集が組まれた。


それはまあ、当然なのだろうが、私の記憶では、1月29日には「1か月経った」というような表現をしていたのがNHK。
いや、まだ4週間だろう。
うるう年ではない2月1日に起きたのなら、4週間で1か月ということはあり得るが、今回は違う。


1か月経つのに被災地(または被災者)はまだ困難な状況にある、というような問題提起をしたいのかもしれないが、それなら余計に時間経過は正確に扱いたい。
「月が替わればツキも変わる」というような気持ちで懸命に生きている人々もいるだろう。


「他のメディアに先駆けて1か月特集を」というような意図があるのなら、やめていただいて、それよりも、本当に1か月経った時点で被災地の状況を把握し、その時点の被災者の気持ちに寄り添った報道をしてほしい。

あと、これは関係ないが、NHKプラスなるものの宣伝が鬱陶しい。
阿佐ヶ谷姉妹は元々は嫌いな方ではないが、NHKプラスを使わないのはもったいないという趣旨の発言が、使っていない人間を見下すようにも聞こえて、すっかり嫌いになってしまった。
これは彼女たちが悪いのではないとは思うが、くだらないCM(主観)に出演してしまったのだから仕方がない。

 

それより、以前にも書いたが、被災地の受信料免除など、NHKができる被災地支援について、もっと努力すべきではないだろうか。