A.S.Hのオイル | Hiro's Style

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人生楽しんだ者勝ちっす!

アッシュオイルと読むのだけど前から気にはなってたオイルで

サンダーボルトにパワーチェックに行った時に強く勧められた事がキッカケで調べてみることになる。


前回書いたように300Vの極端なオイル減りから危機感を感じてオイル管理をもっとしっかりやる決意をしました。


A.S.Hオイルの最大の売りはノンポリマー


そして最上位モデルFSEに関しては100%エステルということ。
レーシング仕様のように保管管理を徹底して使うには間違いなくFSEがベストな事は疑う余地はないかな?


100%エステルオイルの最大の弱点は水分による分解。
 
高温多湿の日本では水分の混入の影響をもろに受けてしまうので短距離で油温が上がらない使い方は水分が混入しやすい。

油温が上がれば、混入した水分は熱により蒸発するけど蒸発する暇がないと水分による分解が起こってしまう。

結果、頻繁ににエンジンオイルを交換しなければならなくなるならポリマー使用のオイルを頻繁に変える方が経済的。

外置きの環境でチョイ乗りも多い僕の使用環境にはちょっと懸念材料…いや、確実に分離(笑)

内圧コントロールバルブに付く水分の量は冬場は半端無いからねぇ~ガーン

使うなら暖かい時期限定となる。


ところがA.S.Hオイルは100%エステルでも加水分解しないという企業秘密の製法らしく、その真相を確認中。


A.S.HオイルでMoto-Specの中でも

FSは20%ぐらいがエステルで残りはPAO(Poly-Alpha-Olefins)と呼ばれる物を混ぜて(これが100%化学合成と呼ばれるもの)エステル系の浸透性の高さゆえに起こるオイル滲みを防止してるようです。

FSEは100%エステルなので潤滑性能はピカイチですが値段もピカイチで
1リッターで4600円もします爆笑
でも本当に水分による分解を防止できるならこれを入れたいところ。



単純に80年以前の旧車にエステル100%オイルを入れたらダダ漏れしちゃうということです。

よく旧車はオイル臭いと言われるのはそのあたりの関係でバイクなんてどこかしらオイルが滲んでて当たり前だった時代から今となっては全く滲んでないのが当たり前。

それだけ精度が上がってるわけですね。
もちろんシールの性能も。


こういったメリット・デメリットの中で自分のバイクと使用環境を考慮して選定していく必要があります。



百聞は一見にしかず



先ずはFS  15W-50を試してみることにウインク






う~ん…この鉄粉は?ミッションか?
TWはミッション弱いらしいからね。


最初に驚いたのはオイル点検窓のアッパーレベルまで入れてエンジンをかけたら
300Vなら油面が全く見えなくなってたのがFSはロワーレベル付近でバチャバチャ油面が見え続けること。

これはオイルリターンが恐ろしく速いからとしか言いようがない。

一瞬どこか間違えて組んだかと思ったぐらい。

とても15W-50とは思えない流れ方。

こんなんで本当に油膜保持出来るのか?


そしてA.S.Hのレビューに書かれるシフトフィールの向上を確かめるが…


正直、良いとは言えない。


油温が80℃まで上がってくるとタペット音が少しだけするようになる。


更け上がりは軽く、10W-40とかのフィーリングに似ている。

その更け上がりの軽さゆえにトルクダウンにも感じる。


ん~、何だかなぁ~


正直言って、これで全開くれてやる勇気が湧かずに帰宅えー



振動は減ったけど、どんなオイルも交換直後はそんなもん。



あ~どうしよ~(笑
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