白光色
澱んだ空気が流れた
殺風景に包まれながらも
あなたの呼ぶ声がした
手を繋ぐ訳でもなく
キスをせがむ訳でもない
瞼を閉じたままこっちを。
透き通って行くのが見えた。
もうすぐ触れなくなるのだと。
空は今を写し出すと
誰かが耳元で囁いた事を
ふと思い出した。
声が声に成らない時がよくある。伝えるのが下手な訳ではなくて、伝えたい事が分からなくなる瞬間がある。
息苦しいものだ。
私が風船だったら。
そう思ったら怖くて飛べない。いっそ息で膨らまして
貰った方が助かる。
こんな日だって夜がきて
朝を迎える。
Bubble
ポカリ。ポカリ。
シャボン玉でたくさん
身体中がつめられる。
水が少し多いらしい。
すぐに。すぐに。
壊れていくのを見ているのは
塞ぎたくなるような
光景だけれど
なんせ視界に入ってくるの
だから仕方がない。
割らない事は
防げないのです。
見ているだけの歯痒さよ。
ビー玉に なったら…
割れないけれど
硬すぎる。
引き止める事も出来ず
彼方へ進むシャボン玉を
悲しむのです。
そうやって持ちつ持たれつ。
ハジけたシャボン玉。
やわらかい空気
暖かい。温かい。
ぽかぽかしている今も
この気温を和らげる
優しい緑も。
緑の下でひなたぼっこを。
ベンチ変わりの岩に
仲良く腰をおとして。
笑顔でアイスを食べる老夫婦。
雲のない青空がいいねと
笑っている。
優しい。
鞄を手に取り
そっと手をとって
何も言わず不器用なまま
ただ笑顔でまた歩きだした。
ぽかぽかしている今も
この気温を和らげる
優しい緑も。
緑の下でひなたぼっこを。
ベンチ変わりの岩に
仲良く腰をおとして。
笑顔でアイスを食べる老夫婦。
雲のない青空がいいねと
笑っている。
優しい。
鞄を手に取り
そっと手をとって
何も言わず不器用なまま
ただ笑顔でまた歩きだした。