こんにちは
泰山堂の金成です
お子さんたちは新学期が始まって
2週間くらいがたったころかと思います。
この時期は、
午後から夜は元気なのに
朝になると起き上がれない
あるいは
起き上がりはするものの
朝の支度をしている途中で
お腹がいたくなったり、めまいがしたりして
学校に行けない
といった症状が多くなる時期でもあります。
昔は、「気持ちの問題」とされていましたが、
最近は自律神経の問題であることがわかってきました。
特に、長い休み中は生活が不規則になっていたので、
新学期が始まると、自律神経が乱れやすくなってしまうんですね
さらに、今年は暑い日が長引いていますので、
体の不調は出やすくなっています。
寝ていた状態から起き上がると
血液は重力に従って下半身に滞りやすくなりますが、
通常はそうならないように自律神経が働いて
血液を心臓や頭に運んでくれるようになっています。
ところが、このしくみがうまく働かないと、心臓や脳への血流量が減り、
様々な症状が出てきます。
このような状態を「起立性調節障害」と呼んでいます
また自律神経が乱れると、
体を活動的にする交感神経とリラックスさせる副交感神経のバランスが崩れてしまうので、
血流の問題だけでなく、多岐にわたる症状が出てきます。
自律神経が乱れてしまう原因は様々です。
この時期は、夏休みから新学期へという生活のリズムの変化が影響している場合が多いですが
それ以外に、思春期のお子さんですと、
体の成長が急激で、体の機能が追いつていない場合もありますし、
初潮の時期でもあり、ホルモンバランスが不安定になっていることもあります。
また小学校高学年あたりから(お子さんによってはもっと早くから)
多感な時期に突入し、人間関係などのストレスが
体に強い影響を与えることもあります。
起立性調節障害は生活環境が影響していることも多いので
薬だけで治すのは難しいことも多いのですが
ここではあえて漢方薬にしぼってお話します。
漢方では、症状や体質によって漢方薬を考えます。
たとえば、めまいやふらつきが酷い場合は、水分代謝に問題がある可能性があり
苓桂朮甘湯や、半白朮天麻湯など、水の巡りを改善する漢方薬が候補になります。
疲れやすい、集中力が続かない、不眠などの場合、
エネルギーである「気」、及び、酸素や栄養を全身に届ける「血」が不足している可能性があります。
特に、体の成長が著しい思春期には、気血が不足しやすくなっています。
この場合は、補中益気湯、十全大補湯、心脾顆粒、婦宝当帰膠、麦味参顆粒など
気・血を補う漢方薬が候補になります。
その他、「気」の巡りに問題がある場合などいろいろなタイプがありますが、
いずれのタイプにも共通して多いのが、胃腸の問題です。
冷たい飲み物が多かったり、下痢や便秘の傾向があったりします。
気持の安定や「やる気」に影響する脳内物質(セロトニンとかアドレナリンなど)のほとんどは
脳で作られているのでなくて
腸で作られて、脳に送り込まれているのです。
なので、腸内環境が悪いと、そういった神経伝達物質が不足してしまいます。
まずは、冷たい物を極力控えるようにしてみてくださいね。
暑いので、冷たい物が欲しくなると思うのですが、
ちょっとだけ飲んで、あとは、温かい飲み物に変えましょう。
腸内は見ることができないので、
目安としては、
毎日、すっきりしたバナナ便が出るのを目標にしていてくださいね。
乳製品が合わない体質の方も多いので、
ヨーグルトなど乳製品を多く摂っているようでしたら
控えてみてください。
発酵食品としてはヨーグルトよりも
納豆やぬか漬けなど、日本人が昔から食べている食材がお薦めです。
便秘体質でしたら、海藻類やこんにゃく、きのこ、温野菜などを
積極的に食べるようにしてみてくださいね。
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