こんにちは
泰山堂の金成です
先日ご来店されたお客様が
「疲れがとれない」
「短期間のうちに、コロナとノロウイルスに続けて感染した」
といったご相談がありました
舌を拝見すると、舌のまわりに歯型がかなりしっかりついていました
漢方では、体調・体質や病邪の性質を判断する際の参考として
舌を見ることがあります。(これを舌診(ぜっしん)と呼びます)
↓これはお店で使っている舌診表ですが、実にいろいろな舌があります
これらの舌の中で歯型がついている舌の場合、
いくつかの体質的な特徴が推測できるのですが、
もし、舌がぶよ~んとして分厚ければ
痰湿といって、体内に余分な水分がたまっている可能性があります
また、分厚くなっていなくて、どちらかというと小さかったり、薄かったりする舌だと
気虚といって元気不足の可能性があります
いずれの場合も、背景には、脾(消化器系)の機能の低下がある場合が多いです。
脾が低下すると、摂取した水分を体に必要な水(津液:しんえき)にする力が弱くなり
不要な水分(湿)が体内にたまっていきます
また脾が失調すると、食べ物から栄養を十分に摂取できないため
元気不足(気虚)になっていきます
今回のお客様は舌の状態や現在のご体調から考えて
恐らく気虚タイプだと考えて、
「気」を補う漢方薬をお出ししました
「気」を補う漢方薬にも、補中益気湯、健胃顆粒、麦味参顆粒、十全大補湯、衛益顆粒
などいろいろあるので、「気」の中でもどんな「気」が不足しているのかを見て
漢方薬を選びます
最近、「体がだるい」「疲れやすい」「風邪ひきやすい」「食欲がない」
などあるようでしたら、
舌のまわりに歯型がついていないか
鏡で舌を見てみてくださいね~
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