こんにちは
泰山堂の金成です
「生理が来ない」場合は、
ベースとして腎虚(生殖系のパワー低下)が多い
というお話をしましたが、
腎虚に以下のような体質的偏りがあることが多く
それぞれに合わせて漢方薬を選びます。
●気血両虚タイプ
「血」も「気」も両方不足しているタイプで、
ダイエットが引き金となって無月経になった方に、比較的多く見られます。
眩暈、
疲れやすい、
朝起きるのが辛い、
皮膚や毛髮に艶がない・・・・
などの不調を伴うことが多く、気血を補う漢方薬を使います。
当店で一番よく使うのが
婦宝当帰膠です
芍薬・地黄・当帰で血を補い、
黄耆・党参で気を補います。
これに、ご予算があれば、
参茸補血丸を足します
「鹿茸」という動物系生薬(若い鹿の角)が入っていて
結構パワーがあります。
●陰虚火旺タイプ
これはどちらかというと年齢の高い女性に多いですが、
若い人でもたまにあります。
寝汗をかいたり、
決まった時間に微熱が出たりする方に見られます。
比較的、年齢の高い女性に多いですが、20代の女性に見られることもあります。
舌の色も、陰虚火旺タイプかどうかを見極めるポイントになります
舌の色が、赤っぽくて苔が殆どない場合は、
隠居の可能性が高いです。
体内の不要な熱(体温計で計る「熱」とは異なります)を取り除き、
潤いを補う漢方薬を使います。
熱感が強い場合は瀉火補腎丸
そうでもない場合は艶麗丹などを使うことが多いです。
●気滞血瘀タイプ
簡単に言うとストレスが引き金になっているタイプです。
ストレスや環境の変化などから「気」が停滞し、
血液の巡りも悪くなった状態です。
ため息や不安感が多い、
(特に生理前に)強い胸の張りを感じる、
慢性的な頭痛や肩こりなどの不調を伴うのが特徴です。
この場合、冠元顆粒など
「気」と「血」の巡りを改善する漢方薬を使います。
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実際には、どのタイプかはっきり線引きできないことも多く、
複数の漢方薬を併用することもあります。
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