こんにちは
泰山堂の金成です
今週前半は暑さも少し落ち着いていましたが
明日以降は、気温も上がり傾向で
来週は、また厳しい猛暑がぶり返してきそうですね![]()
さて、女性は更年期(閉経前後10年間)になると
気温に関係なく、
首から上が急に熱くなることがあります。
人によっては汗が出ることもあります。
気温も高くなく、運動をしているわけでもなく
緊張しているわけでもないのに、
突然顔あたりが熱くなって、汗が出たりします。
これをホットフラッシュと呼んでいますが、
女性ホルモンの減少が関係しています。
女性ホルモン(主にエストロゲン)には、
以下のような、様々な働きがあります
・皮膚や粘膜の水分・弾力・ハリを保つ
・骨を丈夫にする
・血管をしなやかに保つ
・コレステロールや中性脂肪の上昇を抑える
・自律神経を安定させる
・妊娠を成立・維持する
この中で「自律神経」が体温調整に大きくかかわっています。
閉経前後は、エストロゲンの量が急に減るため
自律神経が乱れやすくなり、
体温調整がうまくできなくなって
ホットフラッシュが出てくると考えられています
このような場合、西洋治療ではホルモン補充療法が主に使われます。
「減った分を、補う」という考えですね。
ところが乳がんなど女性ホルモンと関係している病気の場合、
女性ホルモンが作られないようにする薬を使って
治療を行います。
したがって、治療中はホルモン補充療法は
使えないことになってしまいます。
このような場合は、漢方も一つの選択肢になります。
漢方では、更年期のホットフラッシュは、
腎の陰陽バランスにおいて「陰」が減っている状態と考えます
「腎陰虚」という状態です。
通常ですと、瀉火補腎丸や杞菊地黄丸など
腎陰を補う漢方薬を使うのですが、
これらの漢方薬には
女性ホルモン様の働きがあるとされる「地黄」という生薬が含まれているため
乳がん治療中は、ちょっと使いにくいんです
「地黄には女性ホルモン様の働きがあるものの
女性ホルモン自体を増やすものではない」
という説もあるようなのですが、
私は、念のため、できるだけ使わないようにしています。
このような時に使いやすいのが
女貞子(じょていし)や旱蓮草(かんれんそう)を使った健康食品です。
どちらも、陰が不足しているために生じる熱(虚熱)を冷ます働きがあり
性質も、涼、寒なので、
冷ます力に優れています。
この他、気虚(エネルギー不足)がある場合
西洋人参が効果的な場合もあります
エネルギー不足に使う漢方薬(補気剤)の代表は人参なのですが、
この場合の人参は、朝鮮人参を指すことが一般的です。
しかしながら、朝鮮人参はわずかながら温める方向に働くので(微温)
ホットフラッシュにはちょっと使いづらいのですが、
西洋人参は性質が「寒」で冷ます方向に働きます。
気を補う力は、朝鮮人参の方が強いですが、
ホットフラッシュのときは、西洋人参の方が使いやすいです。
この他にも、女性ホルモンに影響を与えず、
ホットフラッシュの軽減が期待できる漢方がいくつかありますので、
ホットフラッシュがあって、ホルモン補充が使えずお困りの方は、
漢方薬も一度検討してみてはいかがでしょうか。
==========================
誠に恐れ入りますが9月2日(火)、3日(水)を夏季休業日と
させていただきます。
(8月31日(日)、9月1日(月)は定休日のため、
8月31日(日)~9月3日(火)まで4連休となります)
8月は、お盆の期間も含め、通常通り営業致しております。
==========================
★川崎駅から徒歩2分 漢方草庵泰山堂★★
https://www.taizando.net/
漢方相談のご予約はこちらから
https://www.taizando.net/reservation
LINE公式サイトからもご相談やお問合せをお受けいたしております
https://page.line.me/611wdosl?openQrModal=true