こんにちは
泰山堂の金成（かなり）です
泰山堂は川崎駅前のリバークビルというビルの１Fにあるのですが、
このビルが昨年から大規模改修工事を行っています
工事個所を徐々に移動させながら長期間行っているのですが、
年明け、ついに、泰山堂前にも足場が組まれました
↓こんな感じになっていて
お店の入口が見えづらくなってしまい
お客様から「閉まっているのかと思った」と言われてしまうのですが
ちゃんと通常通り営業いたしておりますので
どうぞ、これまで通りお気軽にお立ち寄りくださいませ。
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さて、時節柄か風邪の漢方薬をお求めのお客様が増えてきました
風邪は症状が出たときに「すぐに」とにかく「すぐに」
症状に合った漢方薬を飲めば
たいていは、面倒なことにはなりません
風邪の初期症状の段階では病邪は体表部分にありますので、
この病邪が身体の深部に入り込んでしまう前に
追い払うわけです
漢方的にはこれを「解表（げひょう）」と言います
風邪の病邪には大きくわけて熱邪と寒邪があります
熱邪が入ってくると、主に、喉の炎症（ヒリヒリ感）や熱感が出ます
このときは、体表部分の熱邪を追い払う「辛涼解表剤」が効果的
具体的には、銀翹散です
メーカーによって、涼解楽、銀翹解毒散、金羚感冒散など
名前が異なりますが、ほぼ同じ処方です
熱を冷ましたり、炎症を抑える生薬が配合されています
羚羊角（れいようかく）という生薬が入っているのと
入っていないのとありますが、
効果に大きな差はありません
（高熱で痙攣を起こしたりしているようなときは
羚羊角が入っている方が良いです）
一方、寒邪が入ってくると、ガタガタと震えるような寒気がしてきます。
このときは、体表部分の寒邪を追い払う「辛温解表剤」が効果的
具体的には、風邪薬として良く知られている葛根湯や麻黄湯などです
葛根湯や麻黄湯は発汗を促し、汗によって邪気を散らす処方です
従ってすでに汗をいっぱいかいて
体力を消耗し、ぐったりしているときは葛根湯は適していません
サラサラした鼻水が多ければ小青竜湯です
熱邪と寒邪、どちらの邪気にやられているかを見極めて
漢方薬を間違えないようにしてくださいね。
折角すぐに漢方薬を飲んでも、
間違った方を選んでしまうと逆効果なので。
★★川崎駅から徒歩2分 漢方草庵泰山堂★★
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