東京バトン参加の合間のお仕事デイも二日が過ぎました。
フルタイムで働き、家事や支度を終えてのんびりするひととき。
前半のバトンでの出来事を思い出していました。
印象的だったのは、やはり、これぞバトン！という出来事でした。
そんな瞬間を感じさせてくれた方は、数年ぶりの参加。
偶然にもわたしは前回の参加時にもご一緒していました。
久しぶりにお会いした彼女。
バトン初参加の理由はなぜか体が動かなくなったという理由でしたが、
昨年末からはフルタイムで働き始めた・・という事でした。
生活の変化に伴い、日常で疑問に感じる事が増えたので再び参加されたとの事。
どんな質問をされるのかな？と、内心とっても楽しみにしていました＾＾
そんな彼女が質問したのは、二日間ご一緒して二言でした。
どちらの質問の際にも、そらさんは瞬時に、質問にただ答えるのではない返答をしました。
それにより、今まで考えたこともない視点で自身を顧みる時間を、
不思議そうにしながらもちょっと面白そうにしているのが印象的でした。
彼女自身にはその実感がないかもしれないけれど＾＾
バトンでは、そらさんの絶妙な受け答えにより、今までに感じたことのない体感をいろいろと味わえます。
たとえ、質問が自分のダメなところをどうしたらいいのか？というものであったとしても、
どういう訳か、やりとりをしているうちに、一瞬にして何を悩んでいたのか分からなくなる・・
という手品みたいな体験がザラにあります。
（わたしも体験者です♪）
そういうバトンらしさ・・もたくさん見られたのですが
今回は、ひと味違うものでした。
そらさんと彼女のやりとりを、他の参加者たちもそれぞれに様々な事を感じながら聞いています。
そらさんが見ている、感じている彼女そのものの姿は、そらさん以外誰も正確には掴めはしないけれど
質問する当事者にも、他の参加者たちにも、必ず理解できるような語りで深めていきます。
（もう少し詳しく言うと、１６歳の少年少女でも、八十代の方でも理解できる語り）
それにより、聞いているわたしたちも、ほぼ初対面の彼女の事を、年齢や職業などのデータを一切介さずに
どんな存在なのか・・を、おぼろげながらに感じることができるのです。
決して、こういう存在・・なんて言葉にすることはできないけれど。
すると、お昼ご飯のひと時などに交わした何気ない会話の中で、おや？と感じたその人らしさはこれかな？というものを
感じられたような気がして、複数回参加している人が語ったりすることがあります。
今回は福岡から参加のあきちゃんが、彼女が言った「面白いですね」
そのたった一言に、彼女らしさを感じたんです、と語り、それが彼女に響いた瞬間があり
一瞬にして涙する姿ではあったけれど、わたしには、
笑顔ではない、彼女の本当の笑顔のひとつ・・のように感じられました。
今までに感じたことのない自分らしさを感じる姿。
これまでの人生で一度も感じたことのない安堵を感じる姿。
何度も何度も見てきました。
最近は、複数回参加の方が必ず参加しているのもあって、こういう形での瞬間を体験できました。
わたしがバトンに参加する一番の目的。
その人が、心から安堵する姿に出会うこと。
それは、どちらかというと、笑顔よりも、笑顔以外の方が多いくらいかもしれない。
その事も、バトンらしさ・・だと思います。
たくさんの人と共に時間を過ごすことに
抵抗がある人が、全く持って笑う必要がないのがバトンという場。
あなたの笑顔が見たい。
そう願う人はここにはたくさんいるけれど、それは文字通りの笑顔ではないのです。
笑っても、笑わなくても。
泣いても、泣かなくても。
話しても、話さなくても。
目を合わしても、合わさなくても。
本当にそんなことはどうでもよくて。
あなた という人が、ここへ訪れてくれること。
それだけが一番の望み。
すっごく胡散臭いだろうし、笑顔を求められるよりもハードルが高いかもしれないけれど。
どうしても、どうしても。
わたしの人生として、あなたに逢いたい。
そんな想いで、週末の東京バトン後半を心待ちにして
お仕事頑張ってきます！！！
わたなべようこ
taiyounoko1106@gmail.com
文中に登場したあきちゃんのブログを紹介します。
毎日更新されていて、一日の終わりのお供にお勧めです＾＾
＊あきちゃんのブログ＊
