トウモロコシの皮で姉さま人形を作りました。

昔から作られていましたが、作り方がわからなかったので、自分で考えることにしました。
最新作(写真更新しました)三体目です。
↓こちら二体目
三体目と比べるとお顔が大きくて子供っぽいです。
高島田の髷の写真を見ながら、なるべくシンプルな作り方で、リアルにできるように工夫しました。
とても満足しています。

↓こちらの姉さま人形は、試作第1号です。
こちらの方が左右の髷が小さく町娘っぽいですが、試作第1号で作り方が完成しました!


ちょうどトウモロコシがもう一本あったので、もう一体作って、作り方を確認して、ブログに作り方を残すことにしました。

一体目を作った時にも、忘れないように写真を撮りながら作りましたが、二体目を作ろうとしたところ、すでに忘れていたので、写真を撮っておいて良かったです。



さて
【トウモロコシの皮の姉さま人形の作り方】です。

幅の広い柔らかい皮で、顔と顔周りの髪を作ります。
一番内側くらいの皮で、タケノコのような三角形になっているのが理想です。
半分に折ったところに紐を通し、クルクルと巻いていきます。(ふんわりと)
巻いた部分が顔の左右の髪になり、真ん中の(緑の)三角部分が、おでこの上の前髪になります。その下の白い四角い部分が顔になります。

左右の髪に通した紐を、後ろでふんわりと仮結びします。

ヒゲを丸めて顔の詰め物にします。

表に返し、前髪部分にも丸めたヒゲを入れて膨らみを出します。

前髪を紐で結びます。
顔の形を整えて首のところで結び顔を作ります。

裏返して、前髪の先部分を首の方に持っていきます。
顔とのバランスを見ながら、左右の髪の紐を本結びします。(この時、前髪の先は結び目の下にあります)

次に、髷とうなじの髪を作ります。

左右の髪の紐で、うなじの髪を結び留めます。

髷を作ります。
クルクル巻いてきて
前髪の結び目のすぐ後ろで結び、その紐をうなじの髪の下でもう一度結びます。
※髷が前髪の後ろで安定しないときは、前髪の先に、髷の結び目を通すようにして固定します。
髷やそれぞれの髪を膨らませたりして、形を整えます。
※髷を結んだ紐や前髪の先などはキュッと首の方に引っ張って着物の中に入れますが、気になるようなら、その紐ごともう一度首を結んでしまうとスッキリします。

着物を作ります。
皮を適当に縦に折って襟を重ねていきます。
(前髪の先部分や、髷の紐は着物の中に入れます)
三枚重ねて左右を体の幅で折ります。
着物の下部分を作ります。

しっかりした皮を2枚巻きつけます。
2枚目の皮は、端が裾の合わせに位置になるようにします。

紐で後ろで結びます。

帯をぐるぐる巻きつけ、端を折り込んで留めます。

柔らかい皮にヒゲ(写真は黒い部分を使っています)を詰めて、帯あげと帯枕を作ります。

お太鼓を作って、帯揚げをいれ、胸のところで結びます。

帯に帯締めを通し
お腹のところで結びます。

帯揚げ、帯締めを整えます。
必要に応じて裾を切りそろえて出来上がりです。
なぜ、トウモロコシの皮で姉さま人形を作ることがこれほど楽しいのかわかりませんが、とても楽しいのでした。
たぶんこれからも、一年に一度は作りたくなって、しかし作り方を忘れていて、このブログを見ながら作ることになると思います。
でも、これでいつでもトウモロコシで姉さま人形が作れると思うとすごく嬉しいです。



時間が経つと白っぽくなります。
一体目と三体目です。
お母さんと娘のようになりました。

読んでくださってありがとうございました。