カシワのドングリの帽子(殻斗)のクマです。
目は山椒の種ですが、あとはカシワの殻斗です。
落ちていたカシワの葉は背景の針葉樹にしました。
幹はナンテンです。
隣に置いてあるのは蜂の巣のつもりです…^^;
蜂の頭はアカメガシワの種です。(山椒の種より少しマットです。)
翅と体はカシワの殻斗の破片でつくりました。
カシワの素材を多用していますが、私は何を作るときでも、なるべく一種類の植物で作りたいと思っています。
何種類もの植物から材料を集めないと作れないのでは、作ってもらえる機会が減ると思うからです。
それと、その植物への尊敬のような気持ちもあります。
カシワだったら、きれいな波形のフチをした葉も、フサフサの殻斗も、ころんとしたドングリも素晴らしくて、カシワという植物を本当に尊敬してしまいます。
なので、カシワだけでつくって『カシワのトランスフォーム』という感じにしたいのです。
さて、いろいろ書いてきましたが、実は、昨日はじめてカシワのドングリを見ました。
(東京生まれ、活発ではない子ども時代)
雨の中、大きな公園の中を、秋のお宝を期待して歩いていると、フサフサのドングリの殻斗が落ちていました。
『もしや、これは!?』と見上げると独特な形のカシワの葉が…
カシワの殻斗のフサフサは意外と柔らかくて、大小いろいろありました。
雨の中、夢中で拾っていたら、車に戻ったら指がふやけていました。
さて、カシワの木の下で拾ったものたちです。
一番、頑張って探したのは、実がまだ大きく育つ前で、殻斗の真ん中が閉じているものです。
『これがあればクマができる』と思い、探しました。
次に探したのは全く実が育たなかったのか、小さな殻斗です。クマの耳や足用です。
カシワの殻斗のクマの作り方です。
【材料】
真ん中が閉じている殻斗 2個
小さな殻斗 6個(耳、鼻、足、尻尾)
写真にはないですが、大きな殻斗 2個
山椒の種 2個
後ろ足は大きな殻斗をハサミで4分の一に切ったものと、小さい殻斗を合わせてつくります。
殻斗のヒラヒラをクマの爪のようにしています。
鼻は殻斗のヒラヒラの太い部分を切って木工用ボンドでつけました。
斜めから見るとこんな感じです。
下から見るとこんな感じです。
前足の爪先…
後ろ姿。尻尾があります。横から見たところカシワの葉一枚から針葉樹、大小できました。
落ちていた葉なので、破れているのが残念です。
葉が変色しないようにグルーガンではなく木工用ボンドでつけました。
今日も幸せでした。
いろいろな大きさの殻斗さえあれば簡単にできます。
穴のあいていない殻斗がない時は、大きな殻斗の穴に小さな殻斗を差し込めば、穴のあいていない殻斗を作ることができました。
目はビーズでもオッケーです。
おまけ
一応、私の中ではどの指が誰というイメージがあるのですが…時間が経ったら消すかもしれません^_^;