鳥 1963年 | 太陽がいっぱいのブログ

鳥 1963年



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サンフランシスコ近郊の漁村で、新聞社社長令嬢メラニー
(ティッピー・ヘドレン)が1羽のカモメに額をつつかれた。
そして翌日、カモメの大群など多数の鳥たちが人間に向かって
襲いかかっていく…。
ある日突然、理由もなく鳥が人間を襲うという、鳥が大の苦手と
いうアルフレッド・ヒッチコック監督ならではの奇抜な発想で送る
パニック・スリラー映画。
原作はダフネ・デュ・モーリアの短編小説だが、実際に鳥が人間を
襲った事件を多数リサーチした上での映画化でもあり、
撮影には2万8000匹の鳥が用いられているが、いつかこの世が鳥に
支配されるのでは?と思わせるような終末観にも満ちあふれている。
ヒッチコックは本作のテーマを「自然は復しゅうする」
だと語っている。(的田也寸志)
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久々に、ヒチコックの鳥を見ました。

やはり、理由もなく、鳥が人間を襲う、というのは不気味ですね。

ただ、単なるパニック映画に終わっていないのは、同じ鳥である贈り物の「ラブ・バード」は人を襲う気配がなかったし、学校の先生や息子を溺愛する弁護士の母、それからこの映画の女主人公などの関係などを交えて、ちょっと親子、男女の心理学的要素を一方で入れている点なのかなと。

でも、最近、特に理由がよくわからない殺人とか、不気味な存在というのがあり、(もっともいつの時代にもあるものだと思うけれど)見る方の心理に影響させるのだろうな~と思います。