7月6日のコンサートと講演ですが、私の歌よりも講演のほうに皆さんの興味が集まっています。

不登校問題は、ますます深刻度が増しているようですね。答えがないですからね。

その原因は多種多様ですが、いじめ問題などとも大いに関連がありますからね。今の状態を見ていると、どのように対策したらいいのか、見えていないのが現状ですね。

 

今の世の中、何が正解であるかは、わかりません。

私の思うところは、一人ひとりが、納得がいく人生を選択できることが大切と考えています。いろいろな選択肢がある中で、わたしが一番お勧めなのは、高卒認定試験です。決して、通信制・定時制など、ほかの選択肢が間違いということではありえません。

 

現実的には、小・中学校で不登校になった場合、学校に復帰できない、しない場合に、一番悩むのが、高校進学問題だと思います。また、高校卒業時点で、みんなに遅れたくない、つまり、不登校であっても18歳で高校を終えたいということです。

 

「あなたはあなたのままで良いのだから」こうおっしゃられる方が多いと思われますが、考え方自体は良いと思います。決して否定するものではありません。しかしながら、世間は甘くありません。優しい人ばかりではありません。この発言をされるのであれば、これから先に、どうすれば良いのかを示すべきだと思います。これを示せないならば、軽々しく発言してはいけないと思います

 

講演内容にも少し触れることになりますが(ネタバレかも!?)不登校は、本人は大きな葛藤がありますが、その家族や関係者も、非常につらい思いをすることになります。なかなか出口が見えないので悩むことになります。不登校解決にマニュアルはありません。いろいろな相談窓口なども設置され、フリースクールへ通うための援助なども、積極的に行われてきています。誰もが答えを見出せない状態で、いろいろと試行錯誤している段階だと思います。

 

結局は、本人が家族が動いて、試行錯誤を繰り返しつつ、解決の糸口を見出すしかないのです。

こういう現状の中で、私がお勧めするのはズバリ高卒認定です。決して理想論や机上の空論を言うつもりはありません。私は実際に教えてきましたし見てきました。合格をつかんだ教え子たちは、劇的に大きく飛躍しています。

今までとは全く違う、明るい未来の風景を見ることになります。

 

世間的には難しいといわれている高卒認定(難しいと言われている試験だからこそ効果てきめん)に合格することで、同級生、地域の人たち、関係者から

「すごいじゃないか、びっくりしたよ、君は頭が良い」と言われます。世間の評価は180度変わります。

人は一人では生きていけないからこそ、人とかかわるからこそ、周囲の評価は非常に大切です。

周りから褒められまくるから、今までの劣等感から一気に脱出でき、自信があふれてくる。過去の呪縛から放たれます。

本人はもちろん、家族だって歓喜します。今までの長い苦しみ、悲しみから解放されるのです。

 

高卒認定合格は、関係者みんなを一気に幸せにします。これが私が高卒認定を目指すべきとする最大の理由です。

7月6日の講演では、生気がなく、とても勉強が手につかない落ち込んでいた生徒と向き合う中で、どのようにケアをし、勉強をすすめていったかなどを余すことなく、お話しできればと思っております。

それほど難しいことではないのです。不登校問題解決への一つのヒントになればと思っています。