代襲相続により、相続権復活なんて、これはとんでもない事態になりました。

祖父が倒れて以来、49年ですよ、ばかばかしい、私の父が亡くなったのが、平成18年、相続放棄をしましたから、この時点で、私の相続権は完全消滅しています。

 

つまり、相続関係者は、私抜きで、いくらでも相続問題を片づけることができたわけです。ところが、相変わらず放置した。そして、平成30年、叔母が亡くなったことで、私の相続権が復活。

 

つまるところ、父が亡くなった平成18年から叔母が亡くなる平成30年まで12年間は、私には相続権がなかったのです。みんなで取り合いになっていた遺産(土地)などを全く放棄し、私は自分としてはできる限りのことをしていたわけで、この間に解決してほしかったですね。相続権復活、本当にいい迷惑ということになります。

 

祖父が亡くなり、その後、バブル経済で、農地が大半ではありましたが、土地(1町歩あまり保有)は大きく値上がりしていましたから、どうしても、父に渡したくない、相続させない一心だったと思います。名義は祖父のままですから、相続しないことには誰も売れません。自分の物にしたいならば、叔父たちは裁判を起こせばいいのに、裁判を起こさない。今となっては不可解極まりない流れです。

 

ところが、東日本大震災で、事態は急変、遺産は、ほぼ無価値になってしまったようです。30年ぶりに来た手紙にも書かれていましたが、遺産は、海に近い土地で、津波避難のタワーが設置されている地域にすべてあります。農地以外も実家、離れなどもありますが、同様の地域にあり、老朽化が進んでいます。49年の歳月を経て、完全に無価値、負の資産となったのです。

 

49年間、醜い欲望のままに、いがみ合い、けんかを重ねてきた答えがこの有様とは。

馬鹿馬鹿しく、情けないの一語に尽きますね。

 

※ところで、私の相続権は、司法書士・弁護士に依頼することなく、正式の裁判所手続きを経て、無事に相続放棄できました。

(すいません、その経過は、次のブログで公開します)