【源流】残堀川の源流を探る | 武蔵野台地調査隊

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武蔵野台地の湧水と北アルプス中心の登山日記です

もう師走の声がきこえてきましたが、今年はまだ各地で湧水が活発です。そこで残堀川と空堀川の源流を調査しました。


まずは残堀川からです。一般的に残堀川の源流は狭山池とかその上流の丸池とされています。

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この地図の右下にあるのが丸池です。
 

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狭山池です。たくさん水があります。

箱根ヶ崎はかつて青梅街道の宿場としてさかえましたが、この湧水のおかげらしいです。この池すぐ東を丁度立川断層が通過しています。

 

 

 

 

 

 

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住宅街を水路沿いに歩くと丸池があります。かなり水があり、さらに上流からもたくさん流れ込んでいます。今のさいかち窪と同じくらいの流量ですね。



更に上流は畑の中に水路があり、八高線の線路を超えたところに湿地があります。以前にも2008年11月にここを見つけて湧水を確認しました。これより上には水路はありませんでした。

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少しもどり畑から丸池を見たところ。茂みの向こう側に丸池があります。

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さらに丸池より狭山池側に戻るともう一つ合流点があります。こちらの上流を辿ってみました。

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しばらく歩くと、やはり、畑に水路が続き最後は水路が消滅しました。

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以前萱根勇先生の説でご紹介したように、これらの湧水は立川断層が地下水をせき止めたものと考えられます。今回は新たな水源を発見できました。
 

 

 

 

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国土地理院の地形図には八高線の手前の丸池までと、北に伸びる水路が途中まで示されています。
空堀川の源流はまた次回に。