葛飾区の太陽社では、図面製本を営業品目の一つに上げています。
工事現場で使う図面の観音製本は半年、1年と使いこみ、
時に落としてしまったりと、厳しい状況の中で酷使?される
場合もあります。
また、マンション管理組合などに保管用としてある観音製本でも、
修繕・補修工事のたびに工事業者さんに貸し出され、戻ってくる
ごとに製本が痛んで壊れていく。なんて事があります。
あるお客様から3年くらい使う予定なので、なるべく丈夫に
壊れにくく製本して欲しいというご注文を頂きました。
観音製本の背中を極力、壊れにくくする方法の一つとして、
背中の部分に製本補強の材料として 「寒冷紗」 とう
粗く織り込んだ棉布を貼り付け補強する方法があります。
こんな感じです。
↓
このあと、表紙のダイヤボードを付けて仕上げ断裁をします。
しかし、壊れる壊れないは、正直製本の使い方次第で、
永年劣化という面は避けられないものでしょう。
こちらの処理をしたとしても、完全に壊れないわけではありません
のでご留意ください。