5月の連休前ごろだったでしょうか、
「○○省の○○と申しますが、御社で青焼は出来ますでしょうか?」
というお問い合わせをいただいた事を思いだいました。
なぜ今ごろ思い出したのかというと、
昨日、青焼き感光紙メーカー、リコーの営業さんが、ご丁寧に
2016年の3月に青焼感光紙の販売終了のお知らせのご案内に
見えたからです。
まぁ、営業さんとしては、青焼感光紙の販売が終わるというお知らせは
営業ネタの一つとして、しっかりカラーオンデマンド機のPRセールス
も忘れずに帰りましたけど。
やはり営業さんとの会話では、消えゆく運命にある青焼の話題よりも、
最近の各社オンデマンド機事情の話の方にウエイトが多くなっていま
したね。
我々青焼に携わる業界の者は、すでに周知の事なのですが、
青焼を利用する、あるいは必要とするエンドユーザーの方々には
まだ、周知されていないところもあるようですね。
あるお客様では、「それホントの話なの?提出先の役所とかは知って
るの?」といった具合ですから。
話は○○省さんからの青焼き出来ますか、のお問い合わせに
もどりますが、昨今、青焼業務を廃止終了していく業者さんが
年々多くなっているそうです。
理由は、機械の故障や青焼の需要減などで、新宿区や千代田区
など都心の業者さんも例外ではないようです。
勝手な推測ですが、○○省さんということですから入札形式で発注を
するのだと思いますが、その席が空いたため青焼業者さんを探して
いたのではないいでしょうか。
先方様には、青焼き業務は、まだやっておりますが、
諸事情を考慮して、当社は全省庁統一資格を持っていませんので
と、丁重にお断りいたしました。
なにぶん、20年以上使用している当社の青焼機もいつ動かなくなるか
分りませんので・・・・。