若宮神社のクヌギ

県道３号線（志度山川線）の西の丘に、小さな石の鳥居の神社が建っています。鳥居に神社名の書かれた扁額は懸けられておらず、名前は少し古い地図で探しました。
さぬき市造田宮西にあるこの神社の名は「若宮神社」
以前周辺を歩いたことがあります。

造田調整池と書かれた道路標識を西へ

 

調整池には２０羽ほど水鳥が浮かんでおりました。
この池、最近改修されたのですが、改修前の地図には石井池と記されています。

 

池の堤を通り抜けると、目の前に若宮神社の石段があります。

 

拝殿の一段下に、大きなクヌギの木が一本
以前来た時は秋だったのか、クヌギの実（どんぐり）が舗装された参道に沢山落ちていました。立春を過ぎたこの時期には実を包んでいた総苞だけが周囲に落ちています。

 

見上げると、幹の曲がりに樹齢を感じるなかなかの大木です。
この神社の御神木なのかも知れません。

 

拝殿前に建つ石柱には大正八年八月建立の文字が
石灯篭には明治三十六年と彫られています。
若宮神社のクヌギは何時の時代から里の暮らしを見つめてきたのでしょう。