唐突に「志度のいしぶみ」に戻るおやじであります。
今日取り上げるのは竹林上人の修行場であった間川三十二勝の中の「山臍石(さんせいせき)」
雲附山山頂へ向かう登山道の入り口から少し入ったところの左手、丸太で作られた階段を上ると大きな岩に字の様なものが刻まれております。一般人が道路わきの石などに落書きだの下手な字などを彫ったりすると、景観を損ねるだとか自然を汚損したなどと責められる訳ですが、偉いお坊さんが彫ったとなると史跡になるんですね。書かれている内容、重みなんかも当然違いますが。
この石に刻まれた文字、よく見ても判り難いのです。 「如如」と刻まれております。
「如如」とは、空間的に不変であり、時間的にも不変であることを表したものだということです。竹林上人が、宇宙の真理とは何かについて座禅し、追求した結果が「如如」なのです。
雲附山への登山道
右に首を傾げて見ると、なんとなく「如」という字に見えてきませんか。
ほら
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最後に山臍石の案内板です。