窯業のまち | たいや旅館・おやじだより

たいや旅館・おやじだより

 四国88ケ所第86番札所「志度寺」の門前町にある小さな旅館「たいや(鯛屋)」のおやじであります。
 うどんだけじゃない「さぬき」を、趣味の写真を通して発信していきたいと考えております。どうかお気軽にお立ち寄りください。
 

朝日を撮ったり、月の出を撮ったり、ここのところ御覧戴く頻度が増えている牟礼町大町
おやじの宿から遠くはありませんが、高松市内になります。
第一回の東京オリンピックが開催された1964年ごろ、この辺りは窯業で栄えていました。最盛期には60軒もの窯業屋さんが盛んに煙を上げていたそうです。
その街も、現在は土管屋さん1軒、レンガ屋さん1軒を残すのみ。
以前ピザ窯を作った友人が耐火煉瓦を調達したのはこちらでした。

最盛期にはこの港から沢山の土管、煉瓦、瓦などを積み出す船で賑わっていたことでしょう。

窯業1


穴子あたりから撮る牟礼総合体育館の屋根の下の建物に大きくDOKANYA

窯業2


石積みの防波堤の際には土管の欠片
こんなところにもこの街の記憶がのこります。

窯業3


港の奥に数艘の漁船が繋留されています。後ろの建屋は作業小屋でしょうか

窯業4


港の一角に「大陶神社」の祠が祀られています。
「陶」の字もこの街の歴史を示すものでしょう。

窯業5